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森村桂「天国にいちばん近い島」 三宅一郎「桂よ。その愛その死」

薫子さんがブログで紹介していらして興味を持ち、読んでみました。

森村桂「天国にいちばん近い島」 三宅一郎「桂よ。その愛その死」

森村

「天国にいちばん近い島」、
著者がニューカレドニアに旅行した際のことを描いた本です。

幼い日に亡き父が語っていた「ずっとずっと南の地球の先っぽに天国にいちばん近い島がある」と言う言葉が忘れられない著者は、ある日、勤務している出版社の編集長がフランス領ニューカレドニアについて語るのを聞きます。
「気候は常に暖かく、一年中花が咲き、マンゴーやパパイヤがたわわに実り、現住の土民は二日働けば、あとの五日は遊んでくらしている」
「そこだ!そこが天国にいちばん近い島だ!わたしを待っている」
桂は会社を退社します。そして友人知人に頼み込んで借金し、鉱石運搬船社長に手紙を書いてその船に無理矢理乗せてもらい、はるばるニューカレドニア島にむけ出発します。

日本人が海外旅行など珍しい時代(1964年)に、なんという行動力かと驚くのですが
その文章がものすごく上手いのにも驚きます。

全文章うなるほど上手いのですが、一部載せます。
ウベア島に招待され、車にのせられて目的地に向かうシーン↓

トラックは、ヤシ林の中の道を走り出した。両側からトラックのホロすれすれにヤシの葉がたれかかっている。途中出会う人はまったくない。年に何回かしか車の通らない道なのだろう、おそろしくデコボコの道を全速力で走る。その揺れ方たるやすさまじい。私は何度も床からとび上がり、ふりおとされそうになりながら、マチルダやアナに、しがみつく。彼らはこの震動がたまらなく愉快らしく、その度に歓声をあげ、島中聞こえるくらいの大声で歌を歌う。私にも歌え歌えというのだが、こっちはそれどころではない。振り落とされまい、舌を噛むまい、盲腸の傷口が開いてしまうのではないかと、気が気ではない。ホロのすきまから、たれ下がっているヤシの葉がとびこんできては、頭を打ち、首すじを打つ。それがとてつもなく痛い。うっかりすると、首すじを切られてしまう。土人たちは日ごろのんきなくせに、こういうときはパッと身をふせているが、運動神経のにぶい私は、そういうあっちにもこっちにも気を使ってはいられない。顔を切られないように手で押さえたいが、その手を使うと、人につかまる手がなくなってしまう。しっかりと、柱に左手でしがみつき、右手で盲腸をおさえ、みんなの手前、口だけは動かして歌うふりをした。

ユーモアあふれて楽しく、
そして読んでいる自分まで、トラックに揺られている気持ちになりました。
だからこそ読者は、この突拍子もない旅行を、面白く楽しく夢があるように思うのだと思います。

この才能。天才だわとおもったところで、
夫(2番目)の三宅一郎氏著「桂よ。その愛その死」を読みました。

天才の奇行というかなんというか、常識では計り知れない森村桂の行動が描かれています。トイレで大便まみれになりながら死のうとお腹をナイフで傷つけていたシーンなど、壮絶でした。
母親から愛されずに育ったから、精神的に病んでいたと著書には書いてありますが、母親がいないで育った人だって沢山います。その人々が全て精神を病むかというとそうではないと思うので、本人のもって生まれた気質や、人気作家としてのプレッシャー、お金目当てで群がってくる詐欺師たちとの葛藤なども、原因としてあったのではないかとアタシは思います。

結局は自死を選んでしまった森村桂氏。
残念で悲しいけれど、彼女はそうしか出来なかったんだと思いました。
常人には理解不可能な純粋な天才なのです。



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ジャンル : 本・雑誌
テーマ : 感想

[ 2023/06/28 12:56 ] | TB(0) | CM(8)

公演中止でガッカリ

何ヶ月も前から楽しみにしてきたお芝居↓が、急遽中止になってしまいました。

帰ってきた

関係者の体調不良で公演無理だそうです。コロナかしら。。。
とっても残念です。

ま、縁が無かったのでしょう。
仕方が無いなあ。また何か、他の観劇のチャンスを狙います。

やけくそで、娘を誘って近所のラーメン食べにいきました。

やけくそラーメン

全部乗せ。普段はしない贅沢です。
胸焼けして気持ち悪くなりました。

気持ちも体も落ち着かせるため、しばらくおとなしく暮らしたいと思います。。。
(゜◇゜)ガーン




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[ 2023/06/23 05:26 ] 出来事 | TB(0) | CM(12)

宮部みゆき「理由」

宮部みゆき直木賞受賞作「理由」
怪しい隣人さんが紹介していらして、興味を持ち、図書館で借りて読んでみました。

理由

あらすじは↓

高級マンションの一室で、4人の死体が発見される。
1人は転落死で、残りの三人は居室内で殺されていた。
当初、4人はそのマンションに住む一家族だと思われていたが、
捜査が進むうち、実は居住者とは全く違う他人だと判明する。
本来の居住者は何処へ行ってしまったのか?
なぜ、居住者とは違う他人が住んでいたのか?


てな感じで、

読み進めていくと、

元の居住者がローンを払えなくなり、裁判所の競売物件となったが
不動産屋が間に入り、
買受人にすんなり渡さないため、買受人に何らかの立ち退き料を支払わせるため
占有家に住んでもらっていた
ことが判明してきます。

仕事でちょっとだけ、借家人の権利とかを勉強したことがあり、
こんな風に悪用する人がいるのかと驚いて、鮮烈なドキドキ感が味わえました。

ですが、
沢山の登場人物たちの生き様が丁寧に描かれているわりに、
肝心の犯人の心情をあまり描いてなくって、不満でした。
そこがキモじゃあないのかと思うアタシは、
宮部ワールドをわかっていないのでしょうか。

ま、
自分がもくろんだより、かなり読了に時間がかかり、
年だなあって痛感したから、そんな良くない感想が浮かんできたのかもネ。

人間とは、勝手なもの。ふぅ
本の内容に、今の自分の状況がからまるのは、良い読書と言えるのでしょうか?




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[ 2023/06/20 22:36 ] | TB(0) | CM(6)

歯医者さんポッチャリさん。

歯科医院に行ってきました。
覚えていないほど昔に詰めた詰め物が、歯本体とずれているそうで
詰め直ししてもらうためです。

簡単に終わるかと軽く考えていたのに、麻酔され、
「アレ?そんな大げさな」と思っていると

詰め物を外し、昔の接着剤を剥がし
中を綺麗にして、そしたらちょっと虫歯だったので治療して、、、
とけっこうハードでした。

でも、歯医者さん独特の椅子に横たわるアタシの頭に
歯医者さんのお腹が当たって、それがプヨプヨと柔らかく
なぜか可笑しくなって、救われました。

アタシの頭の後ろの方から身を乗り出し、かがみ込むようにして
患者の歯をいじるのが、彼のスタイルなのです。

歯の治療


歯医者さんがぽっちゃり型で良かったです。




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[ 2023/06/14 22:02 ] 出来事 | TB(0) | CM(12)

近所に中国人店主の食料品店開店

数人と一緒に中国語のレッスンを受けてるんだけど、

先生のレッスン内容に不満があるとか、もっとレベル高いレッスン受けたいとか、
いろいろあって、他のところに移る人も多々。

みんな、求めるところが違うから、それもアリですが、
同級生が転校するようで寂しいよ。
それぞれ、目標とするレベルを目指せる環境をゲットできるのを
祈るばかりです。

と、そんな折り、我が家の近く(徒歩5分)に、
中国出身の方が経営する食料品店が開店しました。

中国のだけじゃなく、台湾とかタイとか、イギリスとか、世界の人気食品を扱っていて
見ているだけで楽しいお店です。

「アタシ、中国が大好きで中国語習ってるんだよ。
 1個買ったら、1個発音教えてよ!
と店主の兄ちゃん(ヤンキー風 こんな感じ↓)

ヤンキー

に言って、早速、「仙台駅」の発音を教えてもらいました。
(仙台站(xian tai zhan センタイジャン)

発音してみてから「通じる?」と聞いたら
「通じる通じる」と言われました。ホントかよ???

通いつめ、店番として雇ってもらうことが、アタシの目標です。
なんつって。


↓ 購入した食品。大豆で出来たステーキ風の食品。美味しいよ。
   中国語の先生に聞いたら、今中国で流行ってるんだって!
中国ベジタリアンステーキ






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[ 2023/06/13 23:23 ] 出来事 | TB(0) | CM(16)

紙芝居「まほうのふで」

朗読レッスンは休んでいますが、小学生むけ絵本読み聞かせボランティアは続けています。
子供たちのウケが悪い時もあるけれど、逆に、夢中になって聞いてくれるときもあり、
そんな時はとっても嬉しい!

というわけで、張り切って
来月の四年生向け読み聞かせに向けて、いろいろと探していて
見つけた傑作紙芝居(アタシにとっては)を紹介したいと思います。

中国の昔話より「まほうのふで」

まほうのふで1

ある村に貧しい若者がいました。絵を描くのが好きですが、貧乏で筆が買えませんから、自分の指をぬらして石に、絵を描いていました。

まほうのふで2

そんな若者を不憫に思ったのか、仙人が若者に筆をくれました。

まほうのふで3

不思議なことに、その筆で絵を描くと、絵は本物になるのでした。
若者は、貧乏な村の人のために食料や農具などを描いてあげました。不思議な筆は評判になりました。

まほうのふで4

欲張りな王様が聞きつけ、自分のために黄金の山を描けと命令しました。

まほうのふで5

若者は言うことを聞かなかったため、牢屋に入れられました。
でも、筆で出口を描き、逃げ出しました。

王様は再度若者を捕まえ、今度は筆を取り上げました。
若者が言うことを聞かないので、自分で描こうと思ったのです。
でも、王様の描く黄金の山は下手すぎ

まほうのふで6

蛇になってしまいましたとさ。

まほうのふで7

お話はまだまだ続きますよ。
気になる方は、図書館で借りて見てみてください。なんつって。

子供たち、喜んでくれるかしら?




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[ 2023/06/07 18:22 ] 絵本 | TB(0) | CM(16)

ランチドタキャンでも元気

妹とランチの約束してた日の前日、
まさかのキャンセル連絡が妹から来ました。
どうしようもない理由だから仕方の無いことだけど、
なんとなくガッカリ (゜◇゜)ガーン

それから、予約していた美容院に行きました。近々、
お芝居を見に行くのを店主に自慢して気分が回復しました。
↓これよ
帰ってきた

自慢を聞いてくださり、ありがとうございます。
大変気分が良くなりました。
商売繁盛をお祈りします。

髪が整った後は、期間限定台湾セレクトショップに行って、少々買い物しました。
↓これよ  写真が下手でごめんなさいよ。
台湾セレクト

どれも美味しいのだけれど、写真左の、ナツメのお菓子が最高に美味しい。
ぐにゃぐにゃする うぃろうみたいな食感に、ナツメの甘酸っぱさが
よく合っています。

ナツメって、中国や台湾では体に良いと思われていて
(ネットで調べたら、本当に体に良いみたい)
よく食べられてるって、中国語の先生が言ってました(^o^)

期間内に、また買いに行かなければ!





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[ 2023/06/02 18:04 ] 出来事 | TB(0) | CM(22)