林真理子 「正妻」 感想: 本: きたあかり日記
fc2ブログ

トップ  >    >  林真理子 「正妻」 感想

林真理子 「正妻」 感想

2017年09月25日

林真理子作「正妻」

正妻 上   正妻 下_


最後の将軍、徳川慶喜が、

正妻の美賀子 からの視線と、側室のお芳からの視線で、描かれています。

美賀子は公家のお姫様。お芳は江戸浅草の町火消の娘です。

全く違う個性の二人なのですが、二人とも、時代と慶喜に翻弄されながらも

そして、時に、泣きながらも、たくましく強く、冷静に時代と慶喜を観察し、

自らの考えを持ち、自らの意志で、未来、もしくは生き方 を掴んでいきます。


強い気持ちになれる 面白い小説でした。


来年のNHK大河ドラマは、西郷隆盛を描いた”西郷どん”。

林真理子氏原作で、脚本も女性。しかし、主役は男性。

どんなドラマになるのか、楽しみです。  いろいろ言われているみたいですが。




↓   最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
     
     ランキングに参加しています。
     よろしければワンクリックお願いします。


スポンサーサイト



このページのトップに戻る

コメント

ぬか喜び

きたあかり様
こんばんは。

記事の内容からして来年の大河ドラマは徳川慶喜なのかと思ってしまいましたが、違いますよね。確か西郷ドン。
慶喜は好き嫌いが分かれる人物ですが頭の回転が早いので私は好きです。
せめて12代か13代の将軍をやってほしかったと思います。
14代でも手遅れだったでしょう。

愛新覚羅

あら、こんなご本があったのね!
幕末のあの時代のお話、ぜひ読みたい!ちょうど何か本を読みたいと思ってたところなのよー。本屋行って探してきます!

Re: ぬか喜び


 aishinkakuraさん へ

 大変まぎらわしい文章で申し訳ありません。
 少し、なおします。<m(__)m>
 ご指摘、ありがとうございます。

 小説では、慶喜は将軍職を引き受けるのを嫌がっていました。
 ホントはどうなんでしょうね。

 頭は良いのでしょうが、小説では、人の気持ちを思いやる心ゼロの
 変人として描かれていました。
 こちらも、まあ、脚色があるのでしょうが、
 小説としては面白かったです。 

Re: タイトルなし


 かれんさん へ

 時代を動かしていた男目線では無くて
 おろおろしながら翻弄される女の物語です。
 でも、その女の思いが、たまらないの~
 面白かったですよ。
 ぜひぜひ(^◇^)

 アタシ、林真理子のエッセイは面白いと思ってたけれど、
 小説は好きになれなかったの。
 これは、初めて、いいなあと思いました。

名前
題名
メールアドレス
WEBサイト
 
コメント
パスワード
  管理者にだけ表示を許可する

このページのトップに戻る

トラックバック

このページのトップに戻る

プロフィール

きたあかり

Author:きたあかり
ご訪問ありがとうございます。
夫が単身赴任中で、下の娘と二人暮らしのパート主婦です。暇なはずなのに、なぜか毎日忙しい。謎です。
日々の平凡な家事の事、読んだ本や観た映画のこと、趣味の朗読や絵本読み聞かせのこと、などを記事にしています。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ