住野よる 「君の膵臓をたべたい」: 本: きたあかり日記
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住野よる 「君の膵臓をたべたい」

2017年09月30日

ホラー小説なのかと思ったら、全然違いました。青春っぽいです。

君の膵臓をたべたい_


住野よる 作 「君の膵臓をたべたい」。 ネタバレちょっと含む感想です。

氏が、小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿していた作品だそうです。

映画にもなってます。観てないけど。


実生活で実際に他人と交流するより、本を読んでいた方が、よっぽど楽しい

主人公の高校生 「僕」 

不治の病に侵されて、余命いくばくもない 「僕」のクラスメイト 桜良 (さくら) の

交流の物語です。

桜良は社交的で明るく、「僕」は根暗、正反対の二人は、自分には無い

相手の個性を認め、尊敬し、影響されていきます。

しかし、、、、ある日、、、事件が、、、


というようなストーリーで、それは別段目新しくもなく、


① 不治の病に侵されているはずの桜良が、妙に元気すぎたり、

② 二人の会話の個所が、どっちがどっちを喋っているのか

  非常にわかりにくく読みにくかったり、

③ 伏線かしらと思えるような小道具が最後まで伏線はられているとは

  思えなくて気持ち悪かったり、

③ 「僕」の信条の吐露がクドすぎて飽きてきたり、

④ 改行が多すぎて、メガネのアタシには読みにくくてイライラしたり

  (↑思いっきり自分勝手ですみません)(だってそうなんですもの!)


読むんじゃあなかった、ちくしょ~アタシの時間を返して~  とも思いましたが、

良い点もありました~☆

この主人公の「僕」。時々、非常に魅力的な発言をするのです。


例えば、二人で焼き肉を食べた後の会話。

カフェにて。桜良はカフェオレ、「僕」は珈琲を飲みながら。


桜良「あ、確かに反対かもねー、君、焼き肉の時カルビとかロースばかり食べてたじゃん。

    焼き肉なんてホルモン食べにいくみたいなもんなのに」

僕  「思ったより美味しかったけど、やっぱり普通の肉の方が美味しいよ。生き物の内臓

    を好んで食べるなんて、悪魔のやることだね。

    コーヒーに砂糖やミルクをめたらめったら入れるってのも悪魔のやることだ。

    コーヒーはそのままで完成しているのに


ほ~。コーヒーに砂糖やミルクを入れるのは悪魔のやることなのかね。

入れない方が悪魔っぽいけどね。ブラックコーヒーは悪魔の味だから美味しいのだよ。

それに、じゃあ、カフェオレは、ど~なんのよ。小悪魔?

な~んて言い返したくなるわよ。かわいい。


あと、それから、これも!


僕 「言葉は往々にして、発信した方ではなく、

   受信した方の感受性に意味の全てがゆだねられてる」


これは、なるほど~と思いました。

ブログ記事を書いていても、人によって、受け止め方が違うなあって痛感しています。

きっと、自分もその中の一人で、どなたかの思いのこもった記事を

別の意味で取っていたり、するのでしょう。

人とは難しい。だから面白い。



ということで、ストーリーはアレでしたが、「僕」の発言が興味深く、それだけで、まあ

読んで良かったかな~と思えます。

ヒロインの発言を、「僕」くらい魅力的にしてくれていたら、もっと良かったのに~。

意味不明な明るさしか、わかんなかったよ。

作者は男性か。う~ん。そうかっ!   ふむむむふむむ  w( ̄o ̄)w




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コメント

感謝します

きたあかり様
おはよう御座います。

私は読書が嫌いで小説というものを1冊も読んだことがありません。
したがって読書感想文のように本の紹介をしていただけるのは助かります。ありがとう御座います。
文字が読めないわけではありません。長文はすぐに飽きてしまうのです。

愛新覚羅

ふ〜む、そういう話でしたか。
なんか、タイトルからして青臭そうな気がしていましたが
やっぱりそっち系でしたか。
昔、学生の頃、先輩(男)にコーヒーをご馳走になった時、
コーヒーの味を確かめずいきなり砂糖を入れる人には奢りたくない
と言われました。
ワタシ? 私はその時、理由もなくたまたまブラックで飲んで『合格』でした。
にっこり微笑んだけど、心の中で
「なんだコノヤロー?!」と思ってた私であった。おほほ。

読んでないし映画も観てないけど
ベタな筋なんだな。タイトルが気を引く!ベストセラーだったかしら?
こういうのは、映画の方がいいかもしれないわよね。小栗旬だっけ?
きっと来年あたりテレビ放映されそうだから見よう・・・かな。

Re: 感謝します


 aishinkakuraさん へ

 教授は読書がお嫌いなのですね。
 人それぞれ、趣味趣向が違うのは当然のこと。
 嫌いなものは無理してトライすることはありません。

 本の感想を感謝してもらっちゃって恐縮です。
 読んで感想を書きたくなったから、書いているだけでして。
 でも、そう言っていただくと励みになります。
 ありがとうございます( ^ω^ )

 

Re: タイトルなし


 さとちん へ

 わかるわ。その「なんだコノヤロー」感。
 自分の感覚で自分を優位に位置づけてて、
 勝手に他人をランク付けする。
 そういう人、いるわ~。むかっ( ˘•ω•˘ )

 で、この小説は、そんな感じでございました。
 ん~、超暇で、超時間を潰したいなら、いいかなあ・・

Re: タイトルなし


 かれんさん へ

 映画は、小説と少し筋が違うらしいです。
 下子が見たって言ってたなあ。
 感想を聞いたら、男の子がカッコよかった、以上、だそうです・・・
 
 アタシも、テレビ放映になったら観ようっと。笑

読もうかな?と思っている本なのでw
あえて今日のブログは流し読みしましたwv-218

Re: タイトルなし


 エルさん へ

 おっと、エルさん、これから読まれる予定なのですね~
 是非、感想をお聞きしたいものです。
 よろしく~(^◇^)

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Author:きたあかり
ご訪問ありがとうございます。
夫が単身赴任中で、下の娘と二人暮らしのパート主婦です。暇なはずなのに、なぜか毎日忙しい。謎です。
日々の平凡な家事の事、読んだ本や観た映画のこと、趣味の朗読や絵本読み聞かせのこと、などを記事にしています。

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