戦災復興記念館: 旅行: きたあかり日記
fc2ブログ

トップ  >  旅行  >  戦災復興記念館

戦災復興記念館

2017年10月16日

戦災復興記念館  ここに行ってきました。


政宗公の街づくりの様子、そして江戸の頃の街並み、に始まり、

江戸時代の仙台市


昭和20年7月10日の大空襲で被害を受けてから、その後、復興を遂げるまで。

仙台空襲後の人々

仙台空襲後街並み

戦災消失区域図

写真など貴重な資料が展示されていました。


興味深く拝見していると、語り部と言われるおじいちゃんに話しかけられました。

(語り部の方は、自分の戦争体験を語るために、常駐してくださっているようです)


「どこから ござった?」

「今日は、どういったわけで (来たのですか) ?」


アタシは

「旅行で遠くに行った際、その地のボランティアガイドさんの知識の深さに

感銘した。自分は自分の住む街の歴史知識が乏しいことを反省した。

これから勉強したいと思って、今日ここに来た」

といった意味のことを答えると、おじいちゃんは、とても感激してくれました。


「それは素晴らしい!」

「そんな人は滅多にいない!」


おじいちゃんは、93歳。

来館者が非常に少ないことに加え、

最近の若い人 (彼によると60歳ぐらいより若い世代は、若い人、らしい) が

自分の体験を聞く耳を持ってくれないことに、とても危機感を抱いているらしく、


「ここにいて、100人お客さんがきても、そのうち、本当に聞きたいと思って

 聞いてくれるのは3人くらい」

「自分の体験を聞いて、これからの社会全体がどういう方向に行くべきなのか

 広く大きく考えてほしいのに」

「孫は大学生だが、全然、話を聞いてくれない。スマホばかり見ている。

 スマホに夢中で、人に思いやりを持てない人が多いのではないか」


と熱弁をふるってくれました。


アタシとしては、そういうことも有難く聞きたいのはもちろんですが、

彼の、昭和20年前後の壮絶な体験を、より聞きたかったのです。


でも、93歳のおじいちゃんが、一生懸命喋ってくださっている

その話の腰を折るのも申し訳ないので、うむうむ、と、頷きながら聞きました。


おじいちゃん、また行くからね~。   

いつまでも、元気で熱弁をふるってね~。

その時は、アタシも熱く語るわよ~ん。
             


追伸:聞く気持ちの無い人ばかりというのは、この施設の運営と言うか

    宣伝方法にも問題がある気がするわよ。

    政宗公生誕450年、何か郷土への思いを この施設へと

    掘り起こすアイディアはないものかねぇ。  おじいちゃんのためにも さ。





↓   最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
     
     ランキングに参加しています。
     よろしければワンクリックお願いします。


スポンサーサイト



このページのトップに戻る

コメント

さっき、スーパーへ行ったら
ずんだ餅が販売されていて、正宗公の事を思い出しました。食べ物で思い出すアタシ・・・。

うーん、確かに自分の住んでる地のこと、歴史、若者で興味を持つ人は少ないかもね。
これまで、そこに住んでた皆さんが
苦労して今があるってこと、もっと
アピールしたほうがいいよね。
こういうのって、年取ってからの方が深く理解できるんだけどもね。
機械も車もない時代から開拓して、戦争があって、復興して・・・そうやって乗り越えられた歴史、おじいちゃん、語り継いでください。

この前、きたあかりさんの記事にあった「正妻」、あれから調べたら、10月に文庫化することが分かって、「あら、タイムリー!」と思って待ちまして。昨日、本屋さんに出てたので、買ってきましたよ~!!
じっくり読みます!

政宗生誕450年

すごい歴史ですね。空襲もあったんですね。この歳だから分かることが沢山ありますが、生き字引がいる内に施設の運営を何とかして欲しいです。
また戦争に戻りそうな政治ですよね。

あかりちゃん、こんばんは

あかりちゃんは、ガイドボランテァの人達のお世話になった色々吸収するのね
薫子の町にも、ガイドボランテァさんいるといいなあ。。
93歳のおじいちゃんには、まだまだ頑張って貰いたいね^^
次に継ぐ者があるといいよねー

伊達家

きたあかり様
こんばんは。

伊達家は正宗公があまりにも有名で2代目、3代目と名前が出てきません。
徳川家であれば初代から15代まで言えますのに。
多分ですが2代目以降の尽力も大きいのでしょうね。
テレビに伊達家の末裔の方がたまに出ますね。
ゆっくりとお話をする上品な人です。
お笑いのサンドイッチマンの伊達みきおとは大分違います。(笑)

愛新覚羅

> 聞く気持ちの無い人ばかりというのは、この施設の運営と言うか
> 宣伝方法にも問題がある気がするわよ。
わかる。私も往往にしてこの手の私設はそういう問題点が多いと思うわよ。
行く前は正直なんだか気が重くて気が進まないのよ、こういう所は。
でも、行ってみたら「良かった!勉強になった」と思うのよ。
行く前と行った後の、あの気持ちの差はなに?!
もっと積極的に行ってみたい!と思わせてくれる何かがあったらいいのに、
勿体ないな〜と思うんだわさ。

 93歳の人がそんなところで、ボランティア?をしているようなのは素晴らしい。その方の話を聞きたいと思いますが、ひょっとして、話が長い?それは困るのだが。
 いろいろ、知識を蓄えるのは大切なことです。私も聞いてみるか。

コメントの編集

年長者の方がボランティアガイドとして活躍しておられることに 頭が下がる思いです。この方たちの後をまたつぐ方たちがあるといいのですが、体験した方のお話は重要ですね。

自分の町も戦争で空襲で焼け野原になった町です。
自分の小学校の時の担任がベテランで、実際に空襲に遭った話をしてくれていました。

年配の語り部の方が戦争体験を話していると、最近では「自分に酔っている」とか、心ない言葉を浴びせる人もいるそうです。
なんかとても残念です。

語り部のおじいちゃんと同じように
祖父母、大叔父、父から戦争の話を聞かされてきました。。
風化してしまう気がしてたまりません。。。
こうした語り部のひとたちを大事に
して行かなければと思います。

Re: タイトルなし


 かれんさん へ

 ずんだ餅に注目してくださり、
 さらには、政宗公を思ってくださり、ありがとうございます!
 ずんだ餅、美味しいです~☆
 アタシは好きです。
 昔は、各ご家庭で手作りしていたんですよね~。

 おじいちゃん、93歳でなお、精力的に語り継ごうとされていて
 聞く人がもっともっといればなあと思いました。
 
 「正妻」、購入くださったのですね!
 自分のブログ記事を読んでくださって、それだけでありがたいのに
 買ってくださるとは!嬉しいです。

 感想を聞きたいです~(^◇^)

Re: 政宗生誕450年


 tugumi365さん へ

 はい。大空襲があったようです。
 市内の中心部、ほとんど焼け、1000人以上の尊い命がなくなりました。
 
 施設の運営、おじいちゃんの貴重な話を多くの人に聞いてもらえるよう
 工夫してほしいと思いました・・

 札幌旅行の際、赤レンガ庁舎には沢山の観光客がいました。
 みんな、旅行という楽しい体験をしようとしています。
 ボランティアガイドさんは、面白おかしく、北海道の歴史を
 説明してくれました。

 楽しく明るく北海道に興味を持ち、そこから、
 悲しい壮絶な歴史をも知ろうと、アタシは思いました。

 そんな風に出来ないものかと思います・・・。

Re: タイトルなし


 薫子さん へ

 薫子さんの街には、ボランティアガイドさんは
 いらっしゃらないのですかね??
 いらっしゃるといいですね。

 薫子さんのおっしゃるとおりで、
 アタシも、次の世代に、何かを伝えられたらと思うのです。
 それには、自分が勉強しなくちゃね☆

 絵本読み聞かせ、朗読会、紙芝居、
 いろいろとやってると、そこから広がっていったりもするので
 頑張ります!
 (楽しいからやってるんだけど~笑)

Re: 伊達家


aishinkakuraさん へ

 教授は徳川家初代から15代まで言えるのですね!
 さすが!
 アタシは言えません。
 伊達家も言えません。
 「あれ~伊達騒動で隠居させられたのって名前なんだっけ?」
 てな感じです。いかんなあ。
 
 伊達家末裔の現在の当主の方、青葉祭りで行進されてます・・・
 たしかに、サンドウィッチまんさんとは違うなあ。

 サンドウィッチマンさん、でも、面白くて好きです!

Re: タイトルなし


 さとちん へ

 うん、もったいないよね~!
 
 tugumi365さんへのコメ返でも書いたけれど、
 最初は楽しい話題から入って、郷土の歴史へ関心を持つようになって
 広がっていくっていうのが、良いと思うんだけどねぇ。

 「楽しそう」「面白そう」
 と思えるような宣伝は無いものか!

 と、
 来月、お祭りで紙芝居を上演するんだけれど、
 それは、「宮城の歴史を知ろう紙芝居」会 なのです。
 アタシの話術で、乗客をこの施設へも動員してやる!

 なんつって(^_-)-☆

Re: タイトルなし


 ひねくれくうみんさん へ

 うん。確かに話は長い。
 次々と、愚痴っぽい話が飛び出す。

>  いろいろ、知識を蓄えるのは大切なことです。私も聞いてみるか。

 大切、そうだよねぇ。
 その知識が無さ過ぎて反省し、勉強しようと思ったのですよ。
 くうみんさん、一緒に聞いてほしい。
 くうみんさんは、93歳のこのおじいちゃんと、気が合いそうな気がするのだ!

Re: タイトルなし


いとこいさん さん へ

 ホント、体験した方のお話を聞くのは重要と思いました。
 聞く耳を持つ人が少ない、とおっしゃいながらも
 続けていらっしゃる93歳のおじいちゃんに感謝です。(^◇^)
 自分も何かできるといいのですが。

 

Re: タイトルなし


 つばめとそらさん へ

 心ない言葉を浴びせる人もいるのですか・・・。
 いろんな人がいますからねぇ。

 このブログでも、随分前ですが、戦争体験講演会に行ったことを
 記事にしたら、いろいろと心配してくださった方が
 注意してくださったことがありました。

 だから、この記事も、だいぶ注意して書いています。
 
 なんだか、そんな自分も、残念な気がします・・・

 つばめとそらぁん、小学校の担任の先生に
 体験を聞けて良かったですね☆

Re: タイトルなし


 エルさん へ

 エルさんは、お身内から、たくさんお話を聞かれたのですね。
 身内から聞く、が、一番だと思います。
 アタシも聞ければ良かったのですが。
 いろいろと家庭の事情で聞けませんでした。

 語り部の人たちを大事に、と、たくさんの人が思うといいなあと
 思います。

名前
題名
メールアドレス
WEBサイト
 
コメント
パスワード
  管理者にだけ表示を許可する

このページのトップに戻る

トラックバック

このページのトップに戻る

プロフィール

きたあかり

Author:きたあかり
ご訪問ありがとうございます。
夫が単身赴任中で、下の娘と二人暮らしのパート主婦です。暇なはずなのに、なぜか毎日忙しい。謎です。
日々の平凡な家事の事、読んだ本や観た映画のこと、趣味の朗読や絵本読み聞かせのこと、などを記事にしています。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ