伊達政宗公生誕450年記念特別展その4: 旅行: きたあかり日記
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伊達政宗公生誕450年記念特別展その4

2017年11月21日

政宗公 顔はめ

政宗公の 顔はめ です。

年の頃、そぉね、65歳くらいでしょうか。そのくらいの年齢の男性が、

嬉々として顔をはめて、記念撮影していらっしゃいました。

政宗公、大人気です。   アタシもはめたかった!


内部看板


政宗公は筆まめとして知られた武将だそうです。

今回の 伊達政宗公生誕450年記念特別展でも、たくさんの手紙が展示されていました。

慶長出羽合戦の際、

伊達政景 (最上義明の援軍に行った武将) 宛に出された手紙。

「軽率な戦いをしないように。山形の町をいたずらに焼かないように」

は、重要文化財。政治的に大きな意味がある手紙なのでしょう。

山形を焼くな、という言葉には、なんとなく、ジンと来ます。


そしてアタシ、

政治的に大きな意味、というわけではない手紙も興味深く思いました。


例えば、鉄砲に火薬をつめる係だった菅野勝三郎宛の手紙

「明日、小雨でも山追い(山での狩り)に行く。準備しておくように」

山追い、大好きだったようです。左手にはめてたという手袋も展示されていました。

立派なものでした。


また、伊達成実あての手紙

「釣りに行って沢山魚がとれたから贈る」

成実さんとは仲良しだったのでしょうか。政宗公、狩りも釣りも好きだったのね。


それから、薬の係だった松庵さんあての手紙

「灸の火傷を治す薬を頼む」

お灸で火傷したのね。人間の生活の様子が感じられます。

政宗公は自分で薬を調合するほどの健康オタク(?)だったそうですよ。


面白いのは、家臣茂庭綱元あての手紙

「(昨晩)飲みすぎたから、今日の(家臣との)引見は中止。

 腹痛ということにするように」


二日酔いでお仕事を休む?仮病ですね。

こんな手紙を後世に展示されてしまうとは・・・。政宗公・・・。


後世に展示されるのはちょっと、と思った一番は、小姓の只野勝吉あての手紙。

只野勝吉が浮気しているとの密告文を目にした政宗は酔って勝吉を面詰。

(恋人関係だったのでしょうか。だったのでしょう)

翌日、勝吉に抗議され、自分の軽率を詫び

「血判起請文を出すから、今日からでも以前のように睦みあいたい」

だそうです。

ものすごく綺麗に保管されていました。なんとも・・・( ˘•ω•˘ )



ほろりときたのは、政宗公の正室、愛姫が、その硯箱に大切に保管していたと伝わる

政宗公5歳の頃の手習いの紙。

政宗公が、手紙の形式を学ぶために5歳の頃練習したっていうそのお習字

愛姫は大切に大切に保管していました。

沢山の側室を抱えていた夫、政宗を、妻、愛姫は、深く愛していたのかなあ、と、

愛姫の人柄、思いを想像してしまいます。



時代は変わっても、人は人。




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コメント

ジ~~ンと来ました!!

あかりさん今回のブログは 心に沁みました。手紙が残っているなんて、正宗公のお人柄が偲ばれました。今までは、歴史にはあまり興味が無かったのです。理由は勝った人が、歴史を書くからです。政宗公の文字をみたいと思いました。

>小姓の只野勝吉あての手紙
きゃあああああああああああv-252
電話の無い時代ですもんねえ。
手紙が唯一の手段。
モノとして残る。
なんかいいですね、手紙。

あ、僕の母が、
僕の小学校1年の頃の100点のテストをしまってましたw
…あとにも先にも100点はこれだけだったような。。。v-40

続きますねえ

きたあかり様
こんばんは。

特別記念展が続きますね。私は歴史好きなの
で喜んでおります。
しかし筆まめというのも考え物ですね。
正宗公のイメージが狂ってしまうものまで。
やはりある程度断捨離しておいた方がいいかな。
いやいや私の場合はイメージが狂うほどの偶像もないし。(笑)

愛新覚羅

Re: ジ~~ンと来ました!!


tugumi365さん へ

 そう言っていただけると嬉しいです☆
 展示されている様々な手紙の前で、「ブログに書くぞ!」と
 気合を入れてメモをとったカイがありました!

 そうですね。勝者の主観で歴史が語られるのでしょう。
 勝者の主観が入っていると思いながら、語られる歴史を知り
 そこから自分で、判断、というか、そんなことをすれば
 良いのかなあ、とアタシは思ってますよ。(^◇^)

Re: タイトルなし


 エルさん へ

 小姓の只野勝吉あての手紙、とっても立派に表装されていて、
 何とも言えない気分になりました・・・
 堂々と展示されていました。
 博物館もなかなかなもんだと感心しました~( ˘ω˘ )

 エルさんのお母様、良いお母様ですね。
 お母様も嬉しかったのでしょう。
 エルさん、とっても愛されて育ちましたね~

 わが娘たちのテストも、100点じゃないけど、
 少し保管してあります。
 それから、絵とか習字とか、いろいろ。
 時々ながめて、涙ぐむ きたあかりなのでした。笑

Re: 続きますねえ


 aishinkakuraさん へ

 ええ、しつこく書いております・・・
 あと数回は書けそうな勢いなのですが、
 カメラ撮影禁止なので、記事にするのも難しく、
 今回くらいで辞めておこうかと思います。

 断捨離、考えた方が良さそうと、アタシも思いましたが、
 相手に出した手紙は、相手が保管してあるわけでして・・・
 難しいものがあります。

 おっと、アタシもイメージ狂う偶像などありません・・・笑

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Author:きたあかり
ご訪問ありがとうございます。
夫が単身赴任中で、下の娘と二人暮らしのパート主婦です。暇なはずなのに、なぜか毎日忙しい。謎です。
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