柴崎友香 「寝ても覚めても」 感想: 本: きたあかり日記
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柴崎友香 「寝ても覚めても」 感想

2018年06月25日

柴崎友香著「寝ても覚めても」、ネタバレ少し含む感想です。

この小説は映画にもなるみたいです。

この小説をこれから読む予定の方、映画を観ようと思っている方、

ネタバレ注意です。

寝ても覚めても_


わかりづらい文章大集合でした。

例をあげましょう。 ↓この小説の中の一文です。

「春代は二か月前に前の彼氏と別れたのを機に引っ越して向かいのコンビニでアルバイトしている地滑りの研究をしている大学院生の男の子と意気投合してつき合い始めた。」

よく読めば分かりますが、読みにくい。すごく疲れる・・・。

大多数の人がそうだと思います。   アタシの”文章を読む力”が無いだけ?え?


さらに、登場人物の把握も大変です。

突然、新規の登場人物が描かれていて「?」と思っていると

数ページ後に、その人がどういったわけのどんな人なのか

やっと書かれていたりするんです。      この人誰だっけ?って前に戻って読んじゃったわよ!


また、ストーリーに全く関係のない、何かを暗示しているとも思えない

情景描写なのかストーリーの一部なのか 

よくわからない文章箇所が多すぎます。    それが芸術なんか?



文章を読んで内容を分かってもらおうと言う意志が全く感じられない。

筆者から突き放された感が孤独よ。


でも、それが狙い なのかしら、と思えたのは、ヒロインの女の子の恋愛が

急に方向転換するラスト。


そっかそっか、恋愛って、混とんとしてて、自分でもわけわかんないよね。

理屈じゃない何かがあるわけね。

ふ~ん。

10年恋こがれていた彼氏と再会して、この人じゃないってわかったのね。

今つきあってる人がやっぱり好きなのね。

10年の月日に自分が経験してきたことが、自分を10年前の自分では無くしている。

同じように、彼も、10年前の彼じゃないわけで。


でもそれって、アタシの解釈であって、違うのかも。

ま、どうでもいいさねえ。アタシの感想なんて。

アタシもアタシの感想がどうでもいいわ。



読書中、筆者からずっと突き放されていた読者は、同じようにこの小説を

突き放して感じ取り、当然、ヒロインの恋愛急展開についても、

勝手にやってればぁ、と突き放してしか考えられないのです。

ま、どう思おうと、、どうでもよいのでしょう。


共感を全く期待しない表現方法、ストーリー展開に、

「こういうんでもいいのね、人間」

と思ったのです。

「たとえ人を孤独にしようと、それによって自分が孤独になろうと、 

自分の思いだけで生きていく」   かっこいいなあ☆ 潔いなあ☆


勇気が出ました。 そこが狙いなんだよ、きっと。

自分勝手、いいもんだなあ。    そこに終わるのか!ま、実際の生活ではそうはいかないけどね。


しかし、どうやったらコレ、映画になるんだろう、不思議すぎる・・・・。

映画 寝ても覚めても

やはり、観客の共感期待、ゼロな感じでいくのかしら~。




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コメント

読みにくそうな本ですね~。
最近は映画化を前提に作品を書いているのかと思うぐらい
すぐに映像化されますね。
その方がわかりやすいのでしょうか?
○○賞受賞作品と謳っていても途中で読むのを止めたくなる作品も多くって。
結局読むのは自分の好みの分野に偏ってしまいます。
でも、娯楽だから好な本を好きに読めばいいんですよね^^

同感!

前のコメントの方に同感です。
文章が面白くなくて 集中できない本もあります。
最初の数ページで 見切りをつけて 図書館に返却します。

いじってみました

きたあかり様
こんばんは。

無理に文章を続けているからわかりにくいのでしょうね。

(原文)
「春代は二か月前に前の彼氏と別れたのを機に引っ越して向かいのコンビニでアルバイトしている地滑りの研究をしている大学院生の男の子と意気投合してつき合い始めた。」

(読みやすく)
春代は二か月前に前の彼氏と別れました。それをキッカケとして引っ越しました。そして向かいのコンビニでアルバイトをしている男子大学院生と意気投合してつき合い始めました。彼の専攻は地すべりです。

こんな感じにしたらよく意味が通りますよね。私は長文を読むのが嫌いなので頭のなかで文を切って読むクセがあります。

愛新覚羅

 よくわからんが、きたあかり君が解説すると、面白そうな気がするのだよ。
 淀川長治氏が、どんな映画でも見て損はないという評価を心掛けている、と言うのを思い出しました。
 サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

コメントの編集

Re: タイトルなし


nohohonさん へ

 おっしゃるとおり!
 娯楽ですから、自分の好みの本を読むのがいいと思います。
 人それぞれ、好みがありますから~(^^♪
 この本、実は途中で何度も挫折しそうになりました。笑
 でも、あまりの特殊さに、読む価値はあるかと・・・。
 
 〇×賞受賞作品は・・・
 確かに好みに合わないのも多いです(@_@)

 映像化、多いんですね。
 あまり気にしていなかったけれども、気を付けてみます☆

Re: 同感!


 tugumi365さん へ

 人それぞれ、お好みがありますからね~☆
 見切りをつけるのも良いと思います。
 アタシは、たいてい大丈夫なのですが・・・。
 この本は、途中で挫折しそうになりました。
 そういえば、「坂の上の雲」も挫折しました。
 (@_@)

Re: いじってみました


 aishinkakuraさん へ

 いじってくださり、ありがとうございます。
 とても分かりやすく、読みやすいです。!(^^)!
 教授は親切ですね~☆

 この作者さんは、わざと、読みにくくしているんでしょう。
 短文ばかりが連続したかと思うと、そういう文章も出てきたり、
 突然、場面が変わったりして、
 かなり自分勝手です。

 そういう生き方でもいいんだなあと思いました。
 だから、今日の朗読教室では、好き勝手に読んできてしまいました。
 先生は、注意しませんでした。
 アタシが怖かったのでしょうか。笑

Re: タイトルなし


 ひねくれくうみんさん へ

>  よくわからんが、きたあかり君が解説すると、面白そうな気がするのだよ。

 そんな嬉しいことを言ってくださるとは!
 ありがとうありがとうございます☆
 文章でお金を得ている くうみんさんのお言葉ですもの。貴重です。おおおお!
 嬉しくて眠れないかも。

>  淀川長治氏が、どんな映画でも見て損はないという評価を心掛けている、と言うのを思い出しました。
>  サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

 ずいぶん前ですが、映画紹介のイベントに出演した際、
 今の若者の多くが淀川長治氏を知らないということに驚きました。
 映画のイベントに来ているくらいの若者なので、みんな映画好きなのに~!
 びっくり&残念・・・(´・ω・`)

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娘たちは大学に進学し、遠くに行っちゃいました。
だから夫と二人暮らし。
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