劇団Sendai座 「十二人の怒れる男」 鑑賞: 出来事: きたあかり日記
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劇団Sendai座 「十二人の怒れる男」 鑑賞

2018年09月02日

劇団Sendai座「十二人の怒れる男」、お芝居観てきました。

圧巻です。迫力です。

心拍数が上がり血行が良くなりました。健康に良いことしちゃったわよ。

12人の怒れる男


チケットをもぎってもらって、小さな劇場に入ると、

真ん中を舞台として中心して、コの字型に観客席が囲んでいました。

観客席はひな壇状になっています。アタシは迷わず一番前に座りました。


いざ、俳優さんが入場すると、

俳優さんとアタシの距離は1メートルありません。アタシが足を延ばせば

俳優さんがつまづいて、転んでしまうかと思われる近さ。

汗が飛んでくる近さ。息使いが感じられる近さ。

彼らの熱い演技の力が、体に降り注いでくるようでした。


ストーリーは・・・・というと!


アメリカにて、いつの時代か?設定はわからないけれど・・・。

殺人事件の裁判で集められた12人の陪審員たちが

事件のの有罪無罪を 怒りながら議論すると言う物語りです。


12人全員一致で有罪となれば、容疑者の少年は死刑。

しかし、一人でも無罪と判断すれば審議不一致で、この陪審員たちは解散。

ほかの陪審員が改めて市民から選ばれます。


父親をナイフで刺して殺した疑いで逮捕されている16歳の少年。

状況証拠は少年に不利

反抗を目撃したと言う向かいのアパートの中年女性と、

現場から逃走する少年を見たという老人がいます。

しかし陪審員のうちの一人が、証言の矛盾を主張します。

当初は、少年の有罪を信じて疑わなかった他の陪審員たちも、

彼の論理的な説得に、だんだんと考えを変えていくのでした。


どうしても考えを変えない陪審員は、怒鳴り怒ります。

事件を詳細に検討しようとする陪審員とは対照的に、考えを変えない陪審員は

感情的です。ただただ、容疑者の少年がスラム街の人間だと言うだけで

犯人だとわめくのです。



さあ、どうなる?陪審員たちの結論は?少年の運命は?



セットは会議室のテーブルみたいのが5個くらい。

衣装も普通のスーツとか。


でも、12人の俳優さんたちの 俳優としてのオーラ

それぞれの個性として発信され、もみくちゃに混ざり合って、アタシを圧倒しました。


みんな、とっても違うのに、みんな、とっても魅力的で、カッコいい。


   俳優さんたちは、この辺りでは有名な地元の俳優さんあり、

   声優さんあり、最近お芝居を始めた俳優さんあり、で、いろいろです。

   役柄の設定もイロイロ。スラム街出身の医者あり。心優しい塗装工あり。

   営業成績の良いセールスマンあり。孤独な老人あり。



個性って、あんなにも素晴らしいものなのか と、考えさせられました。


同時に、個性を対外的にも対内的にも確信させてくれるのに便利なものって、

他者とのコミュニケーションにおいての、意見の相違のように思えました。


意見の相違は、時に悲しいけれども、自分の意志を、自分の個性を

わからせてくれるものでもあるのです。


そこから、どうしたらいいのか。どう、折り合いをつけるのか。

最初に一人、たった一人で、事件の犯人を少年と特定するのに疑問をなげかけた

勇気ある陪審員のように、粘り強く、論理的に、反対意見にも誠意を持って

対応したいと思うと同時に、


最後に一人、たった一人で、事件の犯人を少年と特定したがった

感情的で非論理的な陪審員のように、ただ怒鳴って、わめいて、

子どものように駄々をこねてもみたい誘惑にも魅力を感じるアタシです。


生の演技。俳優さんの妙技。そして、もちろん秀逸な脚本にも、

心の奥を揺さぶられた、素晴らしいお芝居でした。

チケットは4500円です。4500円の価値が十分にありました。




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コメント

いつかは有罪?

きたあかり様
おはよう御座います。

芝居の内容はわからないのですが裁判のシステムに矛盾を感じました。

「12人全員一致で有罪となれば、容疑者の少年は死刑。しかし、一人でも無罪と判断すれば審議不一致で、この陪審員たちは解散。ほかの陪審員が改めて市民から選ばれます。」

これだと100回、1000回繰り返すうちには確率的にも審議一致となるでしょうね。つまりいかなる審議もすべて結果は有罪ということになりそうです。

愛新覚羅

劇場での鑑賞は迫力があって良いですね~
それもとっておきの席
俳優さんたちの白熱する議論が
そのまま伝わってきそうです。

たしか?

ヘンリーフォンダ出演の映画で(年頃がバレます)観たコトがあります。

以来、TVのドラマ(日本版)でも拝見しましたが、やはり、最初に観た時の衝撃が強く残っています。

きたあかりさんは ” 生 ” で御覧になったのですから、、俳優の熱気さえ感じられたのでしょうね。

ストーリーの、他人の出来事に正しい判断を下す事、自分自身へのこだわり、普段をどんな風にすごしているかまで突き詰めて問われるのですから、、簡単にはできないことでしょう。


でも、これは今回のきたあかりさんの体験も同じかもしれませんね。

舞台の迫力、脚本の見事さ、
それらに、引き付けられ、離反し、

気が付けば自分の位置が見えてくるのですね。

日常生活の中でも、立場ばかりでなく、自分らしく対応したい気持ちも、まるで、陪審員みたいではありませんか?

健康にも良くて、ソノうえ、
ステキな体験をなさったのですね。


それはもう、、最高ですね。


コメントの編集

いろいろ楽しんでますねえ!!
「真ん前」いいですねえ。
せっかくですもんねv-218

感情に支配されない、、難しいですよね。。v-37

僕は1957年製作のアメリカ映画は観ました。
もちろん、僕の生まれる前ですから、名画座みたいなところでですが。
傑作でしたね。
これを基?にした、三谷幸喜の12人の優しい日本人も良かったですね。
裁判に関係するあれやこれやは、本当に難しいです。
今の日本でも陪審員制度(アメリカとは違う)が始まって、他人事じゃなくなりました(^_^;)。

凄い劇団が仙台にあるのですね。
迫力ある生の演劇を 目の前で見られて羨ましいです。
皆さんのコメントも参考になりました。

Re: いつかは有罪?


aishinkakuraさん へ

 教授! ( `ー´)ノ
 いつもながら鋭いご指摘、ありがとうございます。
 お芝居のセリフの中で、アタシが聞き逃したのかどうなのか、たぶん
 (よく覚えていないのですが、)
 全員一致で有罪か、全員一致で無罪か、
 どちらかになるまで陪審員が集められる だった気がします。

 ちゃんと本文中に文章で入れるべきでした~☆
 ごめんなさ~い☆

Re: タイトルなし


 nohohonさん へ

 はい。大迫力でした。( `ー´)ノ
 生きている本物っていいなあと思いました!
 思わず、自分も議論に参加しそうになりまして・・笑

Re: たしか?


 マーニさん へ

 そのヘンリーフォンダ主演の映画、観たいです!
 テレビドラマにもなったのですね!それも観たいなあ。

 俳優さんの気迫あふれる演技を見て、
 おっしゃるとおり考えさせられました。

 正しい判断をくだすこと、それは、自分の価値観と言うフィルターを
 どう自分で客観視できるかということとも思えました。

 はい。とても健康に良かった気がします。
 体の健康にも、心の健康にも! (*^_^*)

Re: タイトルなし


 エルさん へ

 はい!楽しんでますよ~~~ん。

 もちろん、ドラクエ11も!
 ったくぅ、エンドロール流れて、てっきり終了かと思ったら
 また始まって・・・ビックリ!
 レベルが半分になって、またビックリ!
 登場人物たちに思い入れが深くなり、もいっかい最初から
 っていうエルさんの気持ちがわかるわ~(^^♪

 おっと、違う話になってごめんなさ~い☆

> 感情に支配されない、、難しいですよね。。v-37

 難しいです。
 感情に支配された偏見からの考え方なのか、そうじゃないのか
 自分で判断できない自分の行動とか主義を持て余します。
 (@_@)

Re: タイトルなし


 バニーマンさん へ

 そのアメリカ映画観た~い!
 どうしたら観られるのかしら・・・昔の映画すぎて・・・う~ん。
 傑作なんですね!

 三谷幸喜の「12人の優しい日本人」、アタシ、観た気もするんですよ。
 ずいぶん前で、すっかり内容を忘れています。
 それは、レンタルできそうかな??

 日本での陪審員制度について、難しいよなあって、
 アタシも考えました。
 アタシも含めてですが、いろんな人がいますからねぇ。
 法律の知識を深くは持っていない人が、判断を求められるのは
 非常に厳しい気がします。

Re: タイトルなし


 tugumi365さん へ

 この公演には、他の劇団の方も沢山出られてました。
 プロっていうのは凄いもんです。
 個性を出す、それも役柄の中でって!

> 迫力ある生の演劇を 目の前で見られて羨ましいです。

 仙台は演劇が盛んなのかしら?_
 セミプロ的劇団が沢山あって、お安くイロイロとあります。
 朗読会も多いです。
 函館ではどうなのかしら??

> 皆さんのコメントも参考になりました。

 私もです!
 皆さんに大感謝(*^_^*)

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だから夫と二人暮らし。
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