伊藤豊雄「建築」で日本を変える」: 本: きたあかり日記
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伊藤豊雄「建築」で日本を変える」

2019年05月08日

建築については全く知らないのだけれど、著者の伊藤豊雄さんは、アタシがたまに行く仙台メディアテーク(図書館やイベントスペースなどの複合施設)

仙台メディアテーク1

せんだいメディアテーク2

を設計した有名な建築家で、↓

伊藤さん ← 温厚な笑顔が素敵


たまにテレビに出ておられ、
その容貌が、ジャガー横田さんの旦那様↓にとても似ていらっしゃるように思え、

ジャガーさん夫妻

↑ジャガーさん、45歳で出産はすごいなあ。


記憶に残る方で、、、、つい、表題の本を読んでしまいました。

建築で ← やっぱり似てる!


冒頭、氏は、経済活動の停滞などについて

「今、世界で生じている未曽有の事態は、成長し続けるという前提がもはや成立しない時代に成長を求めるがゆえに起こっているのです」

とし、

「「経済の豊かさより心のゆたかさへ」という転換。それを建築や都市に置き換えてみるとどうなるのでしょうか。私は、次の四つに集約されるのではないかと考えています。
一 自然との関係を回復する
二 地域性を取り戻す
三 土地に固有の歴史や文化を継承する
四 人々の繋がりやコミュニティの場をつくり直す」


と書いています。文章は、そこから、氏が実践した地方の建築物についての解説へと移っていくのですが、、、自然との関係性が、どうも都会的な視からのものに感じ、なじめなく思えました。たぶん、アタシが、素人、というか、建築を知らないオバサンだから、ピンとこないのだと推理します。でも、そんななか、非常に実感できた箇所がありました。

「図書館を中心にした施設は、老若男女、多様な人々が集まり、コミュニティの中心的な役割を果たせる公共空間であると言えます。「せんだい」を進めていた頃は、書籍がデジタル化されていくと図書館に人は来なくなるのではないかとも言われていました。しかし結果的には、ますます図書館に人が集まるようになって、そんな意見は自然消滅しました。
もちろん現在の図書館は、コンピュータを使った検索は当たり前でデジタルコンテンツも多数収集されるようになり、IT化は進んでいます。けれども人々が図書館に来るという行為には、本を読んだり知識を得ることよりも、むしろその場所に行かないと得ることができない、デジタルでは経験できない、もっと感覚的、身体的に何かを得たいという欲求が隠されているのではないかと思います。


その通りなのです。アタシの行動はまさにおっしゃるとおり。本は、ネットを通しても読めるんでしょ。デジタルっていうの?キンドルとか。よく知らなくてゴメンナサイだけど、とても便利だと思います。でも、アタシ、そこじゃなくて、本屋さんや図書館に行きたくなるのです。本が沢山並んでいる質感、迫力。物色にきている多くの人々のさまよう様。そのなかにいる自分を実感したいのです。なによりも、圧倒的な情報量の前で、自分がいかに知識のない人間かを分からせられるのが好きなのです。説明できない触感とでもいうかなあ。ということで、今日も行ってきま~す!




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コメント

あっ!似てる(笑)
メガネだ(笑)

すっかりご無沙汰してます。
ネット越しに本を読むことはできるけど、あくまで自分が狙って検索した本にしか出会えませんものね。
図書館や本屋さんなら、偶々目についた本を手にとって興味が広がることもあるものです。
なので、自分もネットだけに依存するのは危険だなあと思う次第です。

そろそろ自分のブログも更新しなきゃ・・

図書館

きたあかり様
おはよう御座います。

そうなのですよね。街の本屋さんは廃業していっているのに図書館は集客が多くなっているようです。
つまり本にお金を払わなくなっているのだと思います。
ネットでダウンロードできてしまうのでCDが売れなくなっているのと同じですね。
財布のヒモが硬くなっているので政府が令和だ10連休だと世の中をあおっているのが理解できます。

愛新覚羅

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Re: タイトルなし


 銭右衛門さん へ

 お返事が遅れまして申し訳ありません。

 ね!似てるでしょ~☆
 ニコニコしてる笑顔がそっくり!( `ー´)ノ

Re: タイトルなし


 つばめとそらさん へ

 お返事が遅れまして申し訳ありません。

 そうなのです。
 ネットは偶然の出会いを楽しむことが少なくなりそうです。
 本屋さんや図書館でブラブラ、は楽しいものです。
 人が熱心に読んでいる本をのぞいたりして・・・へへへ。

> そろそろ自分のブログも更新しなきゃ・・

 楽しみにしています(*^-^*)
 でも、お忙しいでしょうから・・・無理なさらずに~
 アタシも、更新、無理しないでいます。

Re: 図書館


 aishinkakuraさん へ

 お返事が遅れまして申し訳ありません。

 財布の紐は、かたくなりますよ~
 アタシも、自分の老後を思うと恐ろしくって、
 節約しなくちゃとつくづく思います。
 
 本にお金を使わない、は、聞いたことがあります。
 小説家さんは大変です・・・・(´・ω・`)
 図書館の本を読まれては、印税が入りません。

Re: 年代


 鍵コメさん へ

 お返事が遅れまして申し訳ありません。

 はい。本の印刷のアナログ感がたまりません。
 図書館の古い本が、なんとなく匂うのも、好きです(^^)/


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Author:きたあかり
ご訪問ありがとうございます。
夫が単身赴任中で、下の娘と二人暮らしのパート主婦です。暇なはずなのに、なぜか毎日忙しい。謎です。
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