山田あかね「ベイビーシャワー」: 本: きたあかり日記
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山田あかね「ベイビーシャワー」

2019年05月20日

ベイビーシャワー_


 料理アシスタントの美園と、カメラマンの今日子。二人は、二人とも、誰からも強制されることなく、自分で、恋愛も結婚も仕事も選んできた。苦しくても、自分の意志で決めてきた。対象も、時期も。

だけど、出産だけは思い通りにはいかない。はっきりとしたタイムリミットがある。体は日々老化している。子宮も卵巣もそこから作られる卵子も待っていてはくれない。何も決めないことは、子どもを持たない選択をすることになる。

四十歳を間近に、美園は「子どもを産みたい」と思うより、恋人に話してみるが、拒否されてしまう。恋人には別に家庭があるから。一方、今日子は、子どもを持つことは絶対にできなくなりそうな病におかされ・・・。

というようなお話です。

子どもを産みたいという気持ちは、とても動物的なもので、
仕事の質とか量とかとのかねあいとか、経済的に、とか、彼氏がいるとかいないとか、そういうことにとらわれずに、産みたいと言う意志を通せればいいのだけれど、現実はそうはいきませんね。人一人をこの世に誕生させるのですから、責任がありますし。
でも、この小説の中では、女たちは自然に、自分の意志を通していきます。たくさんのことに躓き、傷つきながらですが。

美園ちゃんは結局、ゲイの知り合いにお願いして、妊娠することに成功するのです。読んでいて、「おめでとう」という気分になりました。現実世界ではなかなかお目にかかれないことを物語りとして読み、おめでたいなあと思うことは、なかなか楽しいことです。



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コメント

 ゲイのお友達はなかなかいません。主人公にとってはラッキーだったですね。
 

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なかなか難しい問題ですね。
美園ちゃんは、結局満足した?
現実的に生まれてくる子は?
ちょっと読んでみたくなる本ですね。

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良くわかります

きたあかり様
おはよう御座います。

私ども夫婦は子供が欲しくてもさずからなかったので良くわかります。
2回流産していますが家内の心痛はいかばかりだったかと思います。
子供をさずかったのに虐待している親が絶対に許せません。

愛新覚羅

>出産だけは思い通りにはいかない
そうですね~!そして産んでからが本当の勝負(?)語弊がありますが産んでから育てる事の方に、よりエネルギーが要りますよね。そしてそれは正解がない。出産以上に自分の意思が通用しない事を覚悟しなければなりませんね~。
興味のある本です。

Re: タイトルなし


ひねくれくうみんさん へ

 そう。いろいろと辛い思いをしましたが、最終的には、幸せになっていて、後味の良い小説でした(^^)/

Re: タイトルなし


 chococake55 さん へ

 はい。美園ちゃんは幸せになり、子どもも幸せに成長します。そこが、ネットで批判的に言う人もいるようですが、アタシは、良かったと思ったなあ。

> ちょっと読んでみたくなる本ですね。

 是非是非お読みください。感想をお聞きしたいです☆

Re: 良くわかります


 aishinkakura さん へ

 奥様も教授も、大変つらい経験をされましたね。アタシなどからは想像もできないほどに。
 きっと、教授と奥様、お互いに支え合ってこられたのでしょう。

 教授と同じで、アタシも、虐待する親を許せません。命を奪われるほどではないですが、アタシの子ども時代も不幸でしたから、虐待される子どもを自分のことのように感じます。弱い存在である子供をいじめて発散しているのでしょう。考えただけでドキドキしてきます。アタシが子供たちのために絵本読み聞かせ活動をしている理由の一つは、子供たちの想像力をはぐくんでほしいから。想像力は、たいへんな思いをしてしまったときに、強い心を持つ助けになるかもしれないから。なのです。偉そうですみません・・・。

Re: タイトルなし


 nohohonさん へ

 nohohonさんのおっしゃるとおりで、子育ては産むよりも大変です。この本では、そのへんがあまり描かれていなくて、不満という声もあるようですが、アタシは、これはこれで良いように思えました。
 しかし、正解がない子育てに挑むって、大変なことですね。

ちょっと妙な興味が沸いた・・・
何だ?(笑)

Re: タイトルなし


 銭右衛門さん へ

 そう言ってくださりありがとうございます。嬉しですよ~☆
 そういえば、知り合いの息子さんが札幌の旅行したというので「今、ライラックまつりやってるんだよね~」と言ったら「札幌に詳しいね~」と誉められました。銭ちゃんのおかげです。ありがと~☆

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