「東北物語Ⅱ 土神ときつね」 お芝居みてきました。
2019年07月14日
東北物語Ⅱ第4弾 「土神とキツネ」、お芝居みてきました。
宮沢賢治が26歳の時に書いた作品をもとにしています。
土神が、恋のライバルであるキツネを嫉妬に狂って殺してしまうという、
悲しいお話でしたが、
その醜い嫉妬、コンプレックス、人間の業、を美しく感じさせられる素晴らしい舞台でした。
宮沢賢治の文章を、俳優さんが、まるで朗読するように喋るシーンが多かったのですが、
その賢治の文章の美しさに圧倒されたからのようにも思え、
また、生のチェロ(仙台フィルの方が生演奏)の響きが重く荘厳で、しかもあたたかく
俳優さんのお芝居によくからみあって、そう思ったのかもしれません。

↑ セットの一部 やっと撮影
嫉妬する心は、恥ずかしいことじゃあないと、胸に妙に、ストンと落ちました。
殺人 (このお芝居では人じゃなくて キツネ を殺しているのだけれど) はいけませんよ。
ただ、善な部分だけで人はできているのではなくって、暗い部分もあって、
それで 綺麗 なんだなあと。
苦しむ土神を抱きしめたくなりました。

↑ 中心部からかなり離れた小さな劇場
俳優さんと距離が近くて大迫力☆
あ~いい思いした。
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コメント
俳優さんとの距離が近い劇場で生の演奏でお話が進むって良いですね~!
>善な部分だけで人はできているのではなくって、暗い部分もあって・・・
つい最近『もじゃもじゃペーター』っていう絵本を読んで、そのような感想を書きました。少し先になりますがまたブログに載せますね。よろしかったら見て下さいね。
きたあかり様
おはよう御座います。
10BOXというのでしょうか。
音楽でいえばライブハウスのようなところなのでしょうね。
お披露目できる場所があればいい。
採算なんかといれなくていい。
ギャラなんて要らない。
こんな感じなのでしょうね。
愛新覚羅
Re: タイトルなし
nohohonさん へ
> 俳優さんとの距離が近い劇場で生の演奏でお話が進むって良いですね~!
はい!生のチェロをあんな近さで聴いたのは初めてで、感激しました。
> >善な部分だけで人はできているのではなくって、暗い部分もあって・・・
> つい最近『もじゃもじゃペーター』っていう絵本を読んで、そのような感想を書きました。少し先になりますがまたブログに載せますね。よろしかったら見て下さいね。
楽しみです。早く読みたいです。
絵本、いろいろな捉え方ができますね。絵本との出会い、大切にしたいです。教えていただけるとはありがたいです。ありがとうございます。(*^-^*)
Re: タイトルなし
aishinkakuraさん へ
そう。ライブハウスのようなところで、素人に近い劇団の方々が公演されることも多いようです。今回のは、みなさんプロの俳優さん&音楽家さんなのですが、絶対採算とれていないと思います・・・入場料と観客人数をかけてしまったアタシ・・どうするんだろうか・・ま、ほかのお仕事で稼いでいるからいいのかなあ。笑