東北六魂祭 その3
2014年05月29日
そうだよ、東北六魂祭に行ってきた。竿灯の転倒のあとは、さての「山形花笠」踊り大軍団である。

ベニバナで飾った笠をひっくり返したり回したり、
体の左右にくっつけてみたり、小首をかしげ回ったりして、
踊る。
多い、人数が多い。開催県だからか、400人だって。
と思っていると先頭グループと次から来るグループ、その次のグループと
微妙に踊りが違う。
最初の方は、型どおりに行儀よく踊る。それが、次、そしてその次と、
だんだん動きが激しくなっている。
後ろの方は、腰をかがめ、笠を頭の上でぶるんぶるん振り回している。
そうだ。地域によって振付が違うんだ。最上地方は踊りが大振りだ。
思い出した。
最上地方、山形県尾花沢市出身の知り合いは、花笠踊りを完璧に踊れた。
あれは、あんなだったな。ダイナミックだった。人に請われると、気軽に踊ってくれた。
想像してください。
知り合いが花笠踊を完璧に踊るのである。
頼まれれば、その場で踊るのである。(花笠が無い時は丸いお盆で代用)
聞けば、尾花沢市民は小学校で花笠踊を習うのだそうだ。
子供の頃に覚えた自転車乗りを一生忘れないように、花笠踊りを忘れないのである。
ロマンだわ・・・・
と思っていると、「盛岡さんさ踊り」がやってきた。

かわいいかわいいかわいいかわいい。
いっぺんに夢中。
お腹に抱いた太鼓をたたきながら、若い娘さんが二の腕を一斉にふりあげたときの
美しさ。
やわらかく白く、きめ細やかな細い腕が
いっせいに同じ角度で天にあがるときは
荘厳ともいえ、
テレビで見るアイドルの女の子たちよりずっと可憐で天女様のよう。
そして笑っている。彼女たちはとっても笑っている。楽しそうに。
知らなかった。さんさ踊りがこんなにかわいいなんてっ!
良いものを見た・・・というか、もう、この夏の盛岡さんさ祭り、
絶対行くと誓ったアタシである。
あ、ちなみに、男性の踊り手もいた。あんまり見てなかった。
だって、別に、あれなんだもん。
と、お次は、「福島わらじ祭り」である。

なあんだ。むさいオトコばっかりだあ、
しかも、なんで「わらじ」を前後逆に運んでいるんだろう。
わらじが大きすぎてなかなかうまく運べないでいる彼ら、
おっとっとっと。落とすなよっっと。と思っていると、沿道からは
「福島、がんばれよお、
がんばれ、がんばれよお」という
暖かい声援の嵐が!ううううう!
震災以来、放射能汚染、風評被害などで、苦しんでいる福島の人々に、
応援の声援だ!
このわらじは、健脚を願って神社に奉納されるもののだそうだが、
その健脚で一歩一歩明るい未来、復興への道を歩いてほしいと
がらにもなく真面目に祈ったレインボウであった。
とりあえず、福島の桃、季節になったら買おう・・・・。う~~んジュ~シ~

六魂祭はまだ続く・・・そしてその4へ・・・よろしくお願いします。

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ケノーベル エージェント: 2014年05月30日