藤沢周平 「蝉しぐれ」: 本: きたあかり日記
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藤沢周平 「蝉しぐれ」

2020年03月11日

藤沢周平「蝉しぐれ」を読みました。
アタシがストーリーを説明するまでもない気がするのですが、一応少しだけ。

主人公は、東北の小藩に暮らす武家の息子、牧文四郎。しかしある日、父が、藩の権力闘争に敗れ、切腹させられてしまう。家禄を減らされ不名誉な家と蔑まれるが、友に恵まれ、剣術に熱中し、たくましく成長していく。のちに家禄を戻され、役目も与えられ、平穏な日々をおくることが出来るかと思いきや、またもや、藩の勢力争いに利用され・・・

蝉しぐれ_


文四郎の精神力の強さ、判断能力の的確さ、迷いながらも進んでいく様子がかっこよかったなあ。
そして、東北の小藩の風景がいい。丁寧なその描写を辛抱強く読んでいると、突然大きな物語の変化があって、びっくりさせられたりもしました。

しかし、ちょっとだけ、納得できないところがあったわ! (○´・Д・`)ノ
文四郎に縁談話が持ち込まれるシーンよ。↓

「禄高は七十五石で、ここよりはだいぶ多いけれども、ご夫婦も娘御もごく気さくな方たちで、禄高を気にするようなご家風じゃありませんからね。この話は登世さま、少し身を入れてお考えになったらどうでしょうか」
「・・・・」
それに答える母の声はずっと低くて、文四郎の耳には届かなかった。
「ええ、ええ、もちろん」
母が何か言ったことに、上原の妻女はしきりにうなずいてみせているようである。
「お顔もよし、
背丈もあり、気性もやさしくて、母子二人の家の嫁には、うってつけの嫁御だと思いますけれど」

なぜ、背丈があるのが、母子二人の家の嫁に うってつけ?
縁談話をもってきた上原の妻女さんに説明してもらいた~い!

アタシ、身長が高いために、なぜか「愚鈍」で「繊細な感情を理解できない」で「少しくらい叩いたり蹴ったりしても感じない」と思われることがあったのよ。そんな感じ?全然別?

名作の、そんなところが気になるとは、アタシの ひがみ根性も大したもんさ!



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コメント

突っ込むところがそこですか(笑)

身長が高いからといって「愚鈍」で「繊細な感情を理解できない」で「少しくらい叩いたり蹴ったりしても感じない」っていうのはヒドイですね。
そんな私はチビですが・・・

『蝉しぐれ』読んだことがあるのですが、>背丈もあり との文章は全く記憶に無いのです(+_+)でも、私の独断と偏見ですが・・・
昔は家を継ぐのに重要視されたのが子どもをもうけて家督を継がせる事。
そして、嫁の役割はそこによるところが大きかった時代。昔はお尻の大きな女は安産で子だくさんと言われたもので、武家の縁談、そこをズバリ言わずに「背丈もあり」と表現したのではないかと・・・。すみません長々と失礼しました^^

きたあかり様
こんばんは。

そうですね。背丈の箇所は違和感がありますね。
文四郎が大男だったのでしょうか。
それに釣り合う背丈ということでしたら話がつながります。
現代なら背丈があるというのは褒め言葉ですが昔は褒め言葉ではなかったですものね。

愛新覚羅

この物語、映画とTVドラマで放映されていたんですよね(^^♪
最初にTVドラマを見たのですが引き込まれて見入ったのを思い出せます(^^)/
いい物語ですよね(^^♪
ところで、この小説『文芸春秋』で発売されましたが
その前、『山形新聞の夕刊』で掲載されていたんですよ~(^_-)-☆
さすが山形が誇る藤沢周平の作品ですね
おいら藤沢作品の映画大好きですよ(^^♪

Re: タイトルなし


怪しい隣人さん へ

 ヒドイでしょ~!
 でも、男性で身長が低いのも、かなり大変そうです。気にしている上司が昔いました。なるべく、立っては話をしないようにしていました。見下ろしてしまうので、なぜかアタシがいじめているように見えるのです!

Re: タイトルなし


 nohohonさん へ

 そこのところに記憶が無くて当然の気がします。たいして重要なところじゃあないし。(@_@)
 そして、なるほど、お尻が大きく安産、というのを柔らかく表現したんですかね。昔、縁談を持ち込むときの言葉の使い方、いろいろと考えたのでしょうか。(*^-^*)
 子供を産むことを期待され、親の決めた相手に嫁ぐ・・・昔の女性は大変!
 「蝉しぐれ」では、文四郎の本妻さんについての記述は少なく、そこもかわいそうな気がします・・・。
 

Re: タイトルなし


 aishinkakuraさん へ

 文四郎は、特に大男という表現は無かった気がします。背丈の個所は「あれれ?」と思いました。

> 現代なら背丈があるというのは褒め言葉ですが昔は褒め言葉ではなかったですものね。

 現代では誉め言葉ですか~~!アタシは背が高くて得をしたってのは無いですね~。今は、高いところに手が届いて便利と思いますが、若いころは嫌だったなあ。現代に生きているはずなんですが!笑

Re: タイトルなし


 がちゃぴんさん へ

 はい!とても良い物語です。主人公の思いが切々と伝わってきて、応援したくなりました。

> ところで、この小説『文芸春秋』で発売されましたが
> その前、『山形新聞の夕刊』で掲載されていたんですよ~(^_-)-☆
> さすが山形が誇る藤沢周平の作品ですね
> おいら藤沢作品の映画大好きですよ(^^♪

 さすが がちゃぴんさん!そうなんですそうなんです!山新の夕刊で連載されていたんです。アタシは今回、小説を読んで巻末の解説ではじめて知りましたが、がちゃぴんさんはご存じだったんですね~。お詳しいですね!
 山形が誇る偉大な小説家。山形の風土が産んだと思います。じ~っと耐えながらも着実に生き、頑張るのが良いんです!

人は、ないものに憧れるのか?

 私はチビですので、背の高い人がうらやましいです。だからか、私の友達は背の高い人が多いです。
 背丈もあり、がいいというのは、高い所のものを取ってくれそうだからじゃないかしら?
 きたあかり様、棚の上の段ボール、取ってくれ!

コメントの編集

Re: 人は、ないものに憧れるのか?


ひねくれくうみんさん へ

 背が高い人がうらやましいというのが分からない・・・笑 損ばかりしてたからなあ。

>  背丈もあり、がいいというのは、高い所のものを取ってくれそうだからじゃないかしら?

 がはははは。なるほど(^o^)丿

>  きたあかり様、棚の上の段ボール、取ってくれ!

 がってん、しょうち! ←最近、時代物ばかり読んでいるので気持ちが江戸時代。笑

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