「アイヌの美しき手仕事」展: 出来事: きたあかり日記
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「アイヌの美しき手仕事」展

2020年03月14日

宮城県美術館 「アイヌの美しき手仕事」展 に行ってきました。

アイヌの手しごと展看板


民藝運動の主唱者であった柳宗悦や、そのグループメンバー芹沢銈介がが蒐集したアイヌの工藝品が展示されていました。

↓このエリアのみ、撮影OKでした。
アイヌ展示1

アイヌ展示2

細やかで繊細な細工ながら、大地の力強さも感じさせられます。

アイヌ展示3

アイヌ展示4

刺繍の形には、それぞれ意味があると聞いたことがあります。

アイヌ展示5

アイヌ展示6

その、決まり事を大切に守りながら、縫い手の女性それぞれの個性で、色使いなど楽しんだのかなあと思いました。ご自分の個性の発しん。装う楽しみ。かっこいいです。どれも。

アイヌ展示7

興味深い文章が、会場に大きく飾られていました。
「アイヌの見方」「工芸」1941年106号 柳宗悦 とあります。

アイヌの工藝は手先だけの業ではない。
頭だけの功作ではない。
彼等の信仰に色付けられた仕事である。
信仰の意味もたなくして仕事はしない。
これがどんなに美に影響するだろう。
いわば、信が産む美だといっていい。
これが美しさを純粋なものにさせる。
信が深くば美もまた深く
美が厚ければ信もまた厚い。


信仰する心、魂が、作品に乗りうつっていくのでしょうか?わかる気がしました。






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コメント

きたあかり様
こんばんは。

幾何学模様が美しいですね。
日本古来の柄を着たら恥ずかしいですが
アイヌの柄のプリントなら街中で着られると思います。
時代を超越しています。

愛新覚羅

アイヌ文化=北海道と勝手に思っていましたが・・・
工芸展いろんな都市で開催されているんですね・・・(^^)/

>信が深くば美もまた深く美が厚ければ信もまた厚い
心と技は一体という事でしょうか?
厳しい生活環境で生きていくには神を敬い祈り感謝する事しかないとアイヌの人たちは思っていたんですね。自然を敬い得た獲物に感謝した。今の人たちが忘れている事ですよね。

Re: タイトルなし


aishinkakuraさん へ

 時代を超越したカッコよさですね。教授、きっとお似合いになりますよ。でも、日本古来の柄も、きっとお似合いです。唐草模様とか?

Re: タイトルなし


 銭右衛門さん へ

 北海道のように常設とはいきませんが、仙台で特別展として開催され、嬉しいです。他の地域ではどうなんでしょうか??多くの都市で開催されるといいなあ。

Re: タイトルなし


nohohonさん へ

 おっしゃるとおりで、アイヌ文化に少しだけだけど触れ、自然を敬い感謝する心を思い出させてもらいました。
 今の自分の暮らしが当たり前ではなく、違う価値観もあるということ、も、あわせて思わされました。貴重な時間でした。

う~む

 こういうものってセンスが良くなくてはならない、手先が器用でないとならない。
 私はどっちもダメなので、後世に残るようなものはできません。
 工芸品を言うなら、料理も気になります。アイヌの料理ってどんなもんでしょうね?食べてみたいと思います。

コメントの編集

Re: う~む


ひねくれくうみんさん へ

 アタシも、センスよくないし手先も器用じゃないから、できないなあ。でも、人それぞれ個性があるから、それぞれでいいんだと思う。アイヌの女性だって、縫物じゃなくって、歌や踊りの方が得意だよんって人がいたかも!想像だけど。
 アイヌの料理は、自然のものを上手に利用したものじゃなかったかなあ。白老町のポロトコタンで紹介されていた気が。うろ覚えでゴメン。

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Author:きたあかり
ご訪問ありがとうございます。
夫が単身赴任中で、下の娘と二人暮らしのパート主婦です。暇なはずなのに、なぜか毎日忙しい。謎です。
日々の平凡な家事の事、読んだ本や観た映画のこと、趣味の朗読や絵本読み聞かせのこと、などを記事にしています。

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