花森安治著「一銭五厘の旗」
2020年11月20日
花森安治著「一銭五厘の旗」。

昭和46年10月10日初版発行。
たくさんの随筆がありましたが、全て時代を感じさせる感性、内容。
興味深く面白く読み進めています
(まだ全部は読んでいない。ボリューム多し)
「札幌」と題した章では、開拓使が置かれてからの札幌の歴史が書かれていました。
↓一部の要約と抜粋
明治政府が、みはるかす原野に、都市計画のとおりに道をひらき、家を建て、工場を経営し、学校を立て、遊び場さえつくった。
しかし、政府の様々な事情、思惑でわずか10年で解散となる。
政府の保護がなくなった後も、しがみついて生きた人々があった。
冬、零下十何度、ときに二十度をこえるとき、板壁一枚の家では、いろりにスコップで炭を投げ入れるのだが、それでも炉端においた盃の酒は、じゃりじゃりと凍った。
内地からの物資は、津軽海峡を越えなければならない。荒天で青函連絡船が何日も欠航すると、北海道では、また物の値段が上る、と心配する。
その人たちの心の底に、しだいに一本の太い線となってつらぬかれていったもの、それを<開拓者精神>と呼ぶのである。
↓ 掲載されていた写真



札幌は、娘が学生時代の4年間をお世話になった土地です。
アタシも数回訪れたことがあります。
寒く厳しい風土にも、最高の美味しい食物と最良のあたたかい人情が、
今も心に強く残っています。
(移住したいと思っていたこともありました)
北海道のコロナ感染者増のニュースに心が痛みます。
頑張ってください。
アタシも頑張る!手洗いうがい拭き掃除換気よぉ!
(換気は北海道の人は大変だよなあ・・・・寒い・・・((+_+)))
↓ 最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。
よろしければワンクリックお願いします。


コメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
私にも開拓者精神に近いものがあったはずですが、今となっては・・・
来月早々に旅行の予定だったのですが、この第3波のおかげでどうしようか迷っています。
きたあかり様
こんばんは。
榎本武揚や土方歳三が頑張っていたのはわずか150年前なのですよね。
それから北海道は急速に開拓されました。
アメリカではフロンティアスピリッツと言ってその精神が大事にされて
いますね。これがなければ西部劇は成立しません。
私も北海道は仕事でよく行きましたので大好きです。
でも食べ物は魚介類がだめですのでじゃがいもとコーンと乳製品くらいです。
愛新覚羅
母が、土方歳三のファン?@@^^で、北海道は興味のある土地です。
開拓時代の話に興味がわきます。
確かに北海道の歴史そのものだよ(^^)/
ナイス!
コロナ・・・収まれば良いのですが・・・
もうまじかに来ている危機感がありますよ
不安だけが先走り?
Re: タイトルなし
鍵コメ さん へ
詳細に教えてくださりありがとうございます。
とても参考になりました。
これから、じっくり勉強しようと思います。
Re: タイトルなし
怪しい隣人さん へ
第3波のなか、旅行の予定は、迷いますよね。
人それぞれ、考え方が違うようで、アタシの周りは、みんな結構気にしないで行動しているかなあ。
アタシは、どちらかというと、慎重派です。
怖いので、旅行は控えます。
朗読仲間とのランチも、当分はやめとこうと思っていますが、
たまには参加するかなあ・・・ああ、迷う(@_@)
Re: タイトルなし
aishinkakuraさん へ
この本の中で、アメリカの西部開拓と北海道の開拓の違いが解説されていました。
アメリカは、政府が主導で開拓していったわけではなく、個々人が自由に進んでいったそうです。人が増えてから、政府が出来たそうで。それとは違い、北海道の場合は、まず、政府が開拓府を置き、予算をかけて道路整備などを行い、開いてったそうなのです。学校の教科書的ではない、この本の解説は、面白く思いました。
>でも食べ物は魚介類がだめですのでじゃがいもとコーンと乳製品くらいです。
十分です!おいしいですよね。小麦粉もおいしい!(*^-^*)
Re: タイトルなし
chococake55 さん へ
土方歳三、かっこいいですもんね。お醤油顔ですよね。
五稜郭に銅像があった気がします。
お母さま、楽しい方ですね。(*'ω'*)
Re: タイトルなし
銭右衛門さん へ
アタシの住む仙台市も、あちらこちらから攻めてこられる感があります。
身近に感染者が確認されて・・
仙台でもこんなんですから、札幌市民は、大変心配ですよね・・・。