塩田武士「騙し絵の牙」: 本: きたあかり日記
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塩田武士「騙し絵の牙」

2021年12月26日

図書館で、映画になった小説特集ってのをやってて、たくさん展示されてて、
つい借りちゃった中の二冊目。


塩田武士「騙し絵の牙」

騙し絵の牙


大泉洋主演で映画になっています。

映画 鳩の

当初から映像化を視野に入れて企画され書かれた本だそうです。それはもちろん大泉洋主演。ネット見ると、大泉洋を当て書き、とありました。そういうのを当て書きというのですね。

大泉洋をイメージされているらしい主人公の速水は、カルチャー誌「トリニティ」の編集長。
「トリニティ」は、昨今の出版不況で、廃刊の危機に立たされていた。雑誌存続のために奔走する速水。奇策といっても良いほどの働きを見せたが、、、しかし、彼の努力むなしく、、というお話です。

題名がなんともハードなので、もっと、過激な内容を期待して読み始めたんだけれど、出版社社員の速水が大物作家にこびを売ったり、スポンサーと作家の間を取り持って太鼓持ちのようにふるまったり、得意の物まねでテレビ局への営業活動を成功させたりするのが、なんとも浅ましく、さっぱり「牙」という感じがしなくって、がっかり。
だからか、読んでる途中にもかかわらず、ネットであらすじを先に調べてしまいました。あらすじだけ知ればいいか、って感じで。

あらすじ読んだら、ますます、がっかり。

ネットで他の方の感想を読んでみると、ラストに感動したとか驚いたとか、そんなのが多く、人それぞれ、好みなのでなんとも断言はできないけれども。


以下↓、ちょっとネタバレふくみます☆良かったら読んでください。


編集者である速水が、自分の個人的な過去を理由に、人々を騙すというかはぐらかすというか、そんな行動をするのは、フェアじゃない気がする。そもそも活字離れ、印刷物離れは、個人の思いだけではどうしようもないし。
自分の作戦を誰にも悟られることなく成功させ、お、頭いいなあ速水、かっこいい!って、なる?
小説として、あんまり好きじゃあないなあ。←個人の好みです。
今時の小説を理解できない、古くさい頭になってきたのかなあ、アタシ。とほほ。




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コメント

きたあかり様
こんばんは。

小説のことはさておき大泉洋はいい俳優ですね。
たしかはじめは北海道のローカルタレントだと思いましたが、
いつの間にか全国区になりました。
大河ドラマの真田丸でシリアスな役も上手にこなすことを
立証しましたね。

愛新覚羅

この本、大分前に読みました。
映画もコロナで遅くなったようですが、見ました。
でも、何故か印象の薄い作品で、あまり思い出せません。
大泉洋は好演だったと思うのですが。。。

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Re: タイトルなし


aininkakuraさん へ

 大泉洋、作品によって、いいと思ったり、ダメと思ったり、です。アタシ。
 でも、とっても人気ありますね。
 おっしゃるとおり、真田丸は好演でした。面白かったです。
 来年の大河はまた三谷幸喜が脚本ですね。楽しみです(^_^)

Re: タイトルなし


 ぽっちゃり婆さん へ

 お読みになり、また、映画もご覧になったのですね。
 印象が薄いとは、ありがちなストーリーだったからでは?
 タイトルが激しいだけに、残念。
 大泉洋は好演だったのですね。
 アマプラで配信されたら観たいと思います☆

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Author:きたあかり
ご訪問ありがとうございます。
夫が単身赴任中で、下の娘と二人暮らしのパート主婦です。暇なはずなのに、なぜか毎日忙しい。謎です。
日々の平凡な家事の事、読んだ本や観た映画のこと、趣味の朗読や絵本読み聞かせのこと、などを記事にしています。

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