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西村賢太さん亡くなる

芥川賞作家の西村賢太さんが亡くなられました。
今月の5日。54歳。

西村賢太


芥川賞受賞会見で「そろそろ風俗に行こうかなと思っていた」と発言し、話題となりましたのは、何年前?調べると2011年のことのようです。

破天荒な性格で、有名になる前も後も問題ばかり起こしていたようですが、アタシは、一時期、その作風が面白く、よく著作を読んでいました。。
ただひたすらに、自分をモデルにした私小説を書く彼。

西村本
↑探したら家にありました本たち


小説の主人公は、酒にだらしなく、買淫が好きで、まともに働かないから借金だらけ。あらゆる知人に借金を頼み込み、断られると罵詈雑言を浴びせ、時には殴りかかります。同棲相手の秋恵は、そんな彼をパート仕事で支えますが、彼女のことも、ちょっと気に入らないことがあると暴言に暴力。最低な男です。

読んでいて、よくここまで書くなあと思わされます。でもその文章力からか、何か読者を引き寄せる魅力があるんです。
絵本読み聞かせ仲間に、西村賢太氏の本を数冊お貸ししたことがありました。彼女は「最低な男の言っている最低な発言に、いつのまにか共感してしまった」と笑いました。そのくらい、感情の吐露に説得力があるんです。ダメ男なのに。

短文はテンポが良く、長い文章はぐいぐい読者をひっぱる。使う言葉も秀逸。読んでいると、自分の意識がどんどん小説に取り込まれていき、先へ先へ先の文章へ、と運ばれる感じ。

破天荒な無頼派と言われていましたが、あんだけの文章を書くのですから、繊細で几帳面な一面もあったと想像できます。中学校卒業のみの学歴を、本人は劣等と受け止めていたようですが、彼の大量の読書(彼は読書家として知られる)が、彼にとって学業以上の成果をあげたのではないでしょうか?

謹んでご冥福をお祈りいたします。


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ジャンル : 日記
テーマ : 日々のつれづれ

[ 2022/02/11 17:28 ] 未分類 | TB(0) | CM(12)
へぇ〜、あかりちゃんが酒にだらしなく、買淫が好きで、
まともに働かないから借金だらけの主人公の話を
好んで読んでいる図が想像できない!(◎_◎;)
私、この人の小説は1作も読んだことないのですが
それほどあかりちゃんが魅かれるとは!読んでみたくなるぢゃないかっ!
私は初めての作家は最初の出会いの1冊が大事と思っているのですが
あかりちゃんが最初にこれ読んで!と思う小説はどれですか?
絶賛御推薦下さいましまし!
[ 2022/02/11 17:35 ] [ 編集 ]
きたあかり様
こんばんは。

本を読まないので勿論作家も知りません。
記事によるとかなりの無頼漢のようですね。
昔は本物のヤクザで小説を書いていた輩もいたみたいです。
文才というのは意外なところにあるのですね。

愛新覚羅
[ 2022/02/11 19:46 ] [ 編集 ]
全く興味がありませんでしたが、きたあかりさんの評論を見て是非とも読んでみたくなりました。今度、図書館で借りてこようと思います(笑)。

西村賢太さんの生年月日がかみさんと全く同じでした。私と同級生なんですね。
[ 2022/02/11 20:43 ] [ 編集 ]
西村賢太さんが亡くなったって、全く知りませんでした。
そうそう、どなたかもコメントされていらっしゃるように、きたあかりさんとは全く合わない感じの小説家なのに。。。
私は、人間臭くて良いと思うのですが。
それにしても、54歳、若すぎる死ですね。
[ 2022/02/11 21:17 ] [ 編集 ]
2~3日前のYahoo!ニュースの速報で芥川賞作家の西村賢太さん訃報が流れてましたね・・・。
[ 2022/02/12 00:41 ] [ 編集 ]
へ~
読んだことはありませんが、きたあかり様の書評を読むと、読んでみたくなります。
サイテー男に共感…って、どんなかんじなんだろう?
54歳じゃ死ぬにはあまりにも早いですね。こういう人って死に急ぐものなのかしら?
[ 2022/02/13 15:30 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし

 さとちん へ

 想像できないとおっしゃっていただきありがとうございます。
 って、感謝すべきことなのか???笑

 アタシは、勧善懲悪なキラキラ青春ものより、人間の長所も短所も描くような小説が好きです。織田作之助の「夫婦善哉」とか、宮尾登美子の「櫂」とか、山田詠美の「ベッドタイムアイズ」とか、今ふと思い出しました。おっと、西村賢太氏のお勧め本でした~。アタシが始めて読んだ西村賢太は「小銭をかぞえる」という短編集です。その壮絶な夫婦(籍は入っていないが)喧嘩よ。芥川賞受賞作品は「苦役列車」ですが、「小銭をかぞえる」の方が彼らしいのでお勧め。どの作品も、自身のどうしようもない借金生活とか、同棲している彼女との喧嘩ばかり書いているのでおんなじ感じですが。

 お暇なら読んでみて~(^_^)
[ 2022/02/13 21:44 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし

 aishinkakurさん へ

 本物のやくざさんの小説はどんななんでしょうね?
 
 なるほど。文才か~。どっから発生するものなんでしょうか?
 才能とは、不思議なものだけれど、たくさん本を読み、文章と接したところから発生しているのかなあ??
[ 2022/02/13 21:46 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし

 怪しい隣人さん へ

 アタシの文章で是非読んでみたいと思ってくださるとは、ありがとうございます。ええ、図書館で借りてみてください。さとちんへのコメ返でも書きましたが「小銭をかぞえる」がお勧めです。ま~どれも同じような内容なのですが。

 同級生はアタシもです。
 やっぱり、怪しい隣人さんとアタシは同級生。
 そして、奥様とも同級生とは!(^_^)
[ 2022/02/13 21:48 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし

 ぽっちゃり婆さん へ

 なんと、アタシと合わない感じとは!(^_^)

 アタシは、人間くさい欠点を描く小説は大好きですよん。
 欠点を描くのは、長所を描くより、覚悟がいるというか、難しいように思うのですが、見事に小説になっていると、なかなか読み応えがあります。
 ぽっちゃり婆さんも、人間くさくて良いと思っていらっしゃるとは、なんだか嬉しいです。

 54歳、若すぎる死。
 彼は、食生活などボロボロで、長生きは出来ない感はありました。
 健康に全く気をつけないあたり、彼らしいです。
[ 2022/02/13 21:53 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし

 銭右衛門さん へ

 そう。娘から「西村賢太って知ってる?亡くなったって」と言われて知りました。
 突然で驚きましたが、苦しまずに亡くなったのなら、とも思いました。
[ 2022/02/13 21:54 ] [ 編集 ]
Re: へ~

 ひねくれくうみんさん へ

 アタシの下手くそな書評で読んでみたくなってくださり、ありがとうございます。
 そう。最低な男なんですが、心ひかれてしまうというかなんというか。

 54歳とは、早いですね。
 健康に全く気をつけない食生活。長生きできないとは思っていましたが・・・
[ 2022/02/13 21:56 ] [ 編集 ]
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