逢坂冬馬「同志少女よ敵を討て」: 本: きたあかり日記
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逢坂冬馬「同志少女よ敵を討て」

2022年10月04日

本屋大賞受賞、一時期は本屋さんの平台に沢山並んでました。話題作。
逢坂冬馬「同志少女よ敵を討て」

同士

本の表紙裏(そで、と言うの?)によると内容は↓

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?

です。  

で、読んでみたら、、

女性スナイパーの壮絶な戦争体験は読んでいると心臓が痛くなるほどの迫力でしたが、
盛り上がりに盛り上がったその戦いが、急の撤退命令とか
味方が大勢やってきたから後ろに引っ込むとか
突然止まって、急展開で次の場面になることが多くて
それはそれで小説ですから納得しなければならないんだろうけれど
どうしても許せなかったです。

また、

一緒に、ソ連軍の女性スナイパーとして戦っている仲間たちが
出身がそれぞれで、なんとそれは!と、ぐっと胸をつかむくせに
(旧貴族の娘で、それを恥じているシャルロッタ)
(ソビエトからコルホーズでとんでもない目にあわせられ(餓死者何百人)たウクライナ出身のオルガ)
その過去を語らないのも不満でした。

さらに言えば

文章が超分かりづらい~から

(例  
 本国は降伏したフランス、1942年、徹底抗戦を主張していたド・ゴール将軍率いるその亡命将校たちのうち、ソ連で戦うことのなったパイロットの一群、「ノルマンディー」は、譲り受けたソ連最新の戦闘機を駆りドイツ空軍と戦った。

↑ 分からないわけではないけれど・・・読みにくい
   アタシの頭が悪いからなんですが・・・。


嫌になってしまい、エピローグ読みませんでした。

ネットで感想を読むと、皆様大絶賛でした。
アタシの理解力が無いから、
この名作の良さが分からないのだろうなあと、反省。

上に書いた内容も、もしかしたら違ってるのかも。
でももう、いいやって感じ。





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コメント

きたあかり様
こんばんは。

女性スナイパーですか面白そうですね。
当時のソ連国民の真の敵はドイツではなく
味方のはずのスターリンだったのかも知れません。
ドイツ兵が殺した人数よりスターリンが
粛清した同志の方が人数が多いはずです。
ロシアは昔からわからない国です。

愛新覚羅

確かに読みにくいです。

今読んでいる新聞連載小説が2本あるのですが、これが2本とも読みにくい(^_^;)

1本は最近慣れてきて?、なかなか面白いと思うようになりました。
もう1本はまだダメです😣
でも読んでいますが。

いや~、やはり読みにくいですか?
(以前からず~と思っているのですが)本屋大賞に選ばれた本て、難しくて。。。
きっとイライラしちゃうと思うのです。

コメントの編集

私も「読みにくい」に一票。
あかりちゃん、よく読了しましたね。
私ならたぶん放り出しているわ〜。
でも、ネット上では大絶賛なのね?
う〜ん、私が古いのかしら??

頭が悪いわけじゃないです

確かにわかりづらいですがな。
それなのに読み進んだのは、東北人の我慢強さゆえなのか。
どうも、ネットの評判というのは、あてにならんと思う。

コメントの編集

あかりちゃん、こんにちは♪あかりちゃんは、読書が好きですね。薫子も、子供の頃から読書が大好きでよく本を読んでいましたが、ここ数年本が読めませんで全然本を読んでいません。学生時代は森村桂さんを読み漁り、20代の頃は宮本輝をよく読みましたが宮本輝が学会員と知りショックを受け宮本輝は読まなくなりました。最近では、三浦綾子をよく読みましたが、本当に今は読めなくなりました。別に困ってもいませんが薫子はそんなところです。あかりちゃん、これからも本をドシドシ読んで下さい!

Re: タイトルなし

 aishinkakuraさん へ

 はい。この小説でも、スターリンのめちゃくちゃな粛清が描かれています。
 有能な軍人将軍を次々に亡き者にし、 戦争現場は大混乱。

 女性スナイパー、実際にいたようです。
 今度はノンフィクションを読もうと思います。
 

Re: タイトルなし


 バニーマンさん へ

 バニーマンさんは、読みにくいのに読んでいらっしゃるのですね。
 我慢大会?
 お一人だから、大会じゃないか・・・!

 ちなみにアタシ「火星の人」というアメリカの小説も
 難しくて今、挫折しそうです。
 ううむ。バニーマンさんを見習って、頑張って読むか~

Re: タイトルなし


 ぽっちゃり婆さん へ

 本屋大賞、本屋さんが選ぶオススメ本ってことなんですよね。
 読みにくい本ばかりなのは何故でしょう?
 
 これ、かなりボリュームあるんです。
 はい。アタシはイライラしました。美容に良くない?笑

Re: タイトルなし


 さとちん へ

 いやいや、アタシ、最後の方はもう読みませんでした。
 読みにくいに一票はありがと~

 古いも新しいも、読みにくい文章は読みにくい!
 
 この本、緊迫した戦争、銃の打ち合いシーンでも、
 わかりにくくて長い文章満載で、
 しかも、一文ごとに改行するんよ!き~、あ、アタシ、怒ってる?笑

Re: 頭が悪いわけじゃないです


 ひねくれくうみんさん へ

 そうなのね!ネットの評判はあてにならないのか!
 今のご時世なので、戦争の悲惨さを描いた小説には
 みんなブラボーと意見するしかないのかなあ。

 東北人は我慢強い、なるほど。
 いいのか悪いのか???

Re: タイトルなし


 薫子さん へ

 薫子さん、相当な読書好きだったのですね。読めなくなったのは、そういう時期なのでは?アタシも、すごくよく読む時期と、あまり読書しない時期があり、今はたまたま読んでいるというだけ。人それぞれで良いと思います~(^_^)
 はい。これからも、気が向いたときは、ドシドシ読みたいと思います。ありがと~☆

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Author:きたあかり
ご訪問ありがとうございます。
夫が単身赴任中で、下の娘と二人暮らしのパート主婦です。暇なはずなのに、なぜか毎日忙しい。謎です。
日々の平凡な家事の事、読んだ本や観た映画のこと、趣味の朗読や絵本読み聞かせのこと、などを記事にしています。

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