ガタカ
2014年07月18日
「ガタカ」、1997年のアメリカ映画。ずいぶん昔だね。スミマセン。
昨日のブログで、想像ってことばを使ったら、
思い出して、家に保管してた「ガタカ」のVHSテープを探しだし、
すごいでしょ~VHSよ~なつかし~
見直してしまった。以下、ストーリーをちょっと~。
・・・・・
近未来、人は、出生後すぐに血液検査され、
能力、適性、持病、推定寿命まで宣言される。
主人公ヴィンセントは、他の子供たちとは違って、
遺伝子操作で生を受けたわけじゃなかったからか、
うまれつきの心臓病、弱視などを持つ「不適正」人間。
でも彼は、超優秀な「適正」人間でなければ不可能
と思われる宇宙飛行士になる夢を持つ。
どうしても宇宙に行きたい。
血液検査や尿検査で、優秀な適正人間か、そうではない不適正人間か、
入社試験時や入社後でも雇用者側から検査されてしまう現実社会。
でも、彼の意志は強い。
あきらめろと止める両親の元を去る。
そして紹介者をみつけ、
超「適正者」ジェロームから、彼の身分、および検査用の血液や尿を
同居の上で提供してもらう契約を結び、宇宙飛行士になる夢を実現しようとする。
ジェロームは、オリンピック水泳で金メダルをとれる能力を持ちながら
銀メダルしかとれなかった過去を持ち、事故で半身まひ。
ひっそりと隠れて暮らしている。
ジェロームの生活をヴィンセントが支え、やっと、宇宙へ飛び立つという
直前に殺人事件が・・・
・・・・・
自分の能力では無理と思われる夢を実現しようとする
イーサンホーク演じるヴィンセント、その根性物語と言えばそれまでなんだが、
ヴィンセントに自分を提供する、ジュードロウ演じるジェロームの切なさが
きっついスパイスになっていて、泣ける。
さてもうすぐ宇宙へ出発だというお祝いディナーの際、
ジェロームを心配して、ヴィンセントが言う。
「お前、これからどうすんだよ。毎日何してんだよ」
ジェロームは答える。
「本を読んで、頭の中で(想像力で)旅をする」
宇宙へ旅立つヴィンセントに対し、ジェロームは旅立てない。
頭の中でだけ、旅ができる。
懸命に努力し夢をかなえていくヴィンセントを見て、
能力がありながら残念な結果しかだせなかった車椅子のジェロームは
何を思っただろう。
殺人事件発生で弱気になるヴィンセントを叱咤激励するジェローム・・・
まるで、自分のことのように。
そして、衝撃のラストである。
諸説あるが、アタシはあれ、「同化」もしくは「プレゼント」だと思う。そして旅立つ。
ぜひぜひ、浪人生の方など特に、見てほしい。やる気出ます。

コメント
見ます
浪人生じゃないけど、見てもいいでしょうか?
衝撃のラストって何?
その昔、映画好きの友人から特におススメと言われたのが「ガタカ」でした。
今思い出したんで、これを機にレンタルしますね。そしてヤル気注入…。
Re: 見ます
コリン星人さん
コメントありがとうございます。
> 浪人生じゃないけど、見てもいいでしょうか?
いいです!万人にOK!
> 衝撃のラストって何?
見てください。ラストについて、コリン星人さんと語り合いたい!
> その昔、映画好きの友人から特におススメと言われたのが「ガタカ」でした。
アタシも友人の特におすすめと言われてみたんでした。
> 今思い出したんで、これを機にレンタルしますね。そしてヤル気注入…。
ジャンルはSFです・・・。
見ますと言ってくださって、本当にうれしい。ありがとうございます。
はじめまして!*
ガタカ、面白いですよね。
ジェロームを見ているととても切ない気分になります…
ヴィンセントはヴィンセントで、宇宙に行けるわ彼女もできるわでものすごく嬉しいんだろうけど、ジェロームと仲良くなるほど複雑な想いになっていくのが、これまた切ない映画ですよね。
Re: タイトルなし
MEさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
ようこそいらっしゃいました。
うん、ガタカは名作だと思います。
セピア色の画面、隠遁生活を送りながらいつもスーツにネクタイのジェローム。
切ない、切ないです。
やっぱ、ラストのジェロームに泣かされます。