ウィスキーと笹かまぼこ: 思いつき: きたあかり日記
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ウィスキーと笹かまぼこ

2014年07月29日

先日、東京に行ったら、

デパ地下にも、駅の売店にも、コンビニにも


笹かまぼこ が売られていなかった。



やっぱり、東北あたりにしか、売られていないのか・・・

全国的な食品じゃないのね。



笹かまぼこ、ご存知でしょうか?

笹の形をした「かまぼこ」よ。

この辺では、ポピュラーな練りもんだよ。

よく、お土産として売られている。

笹かまぼこ



板かまぼこと、食感も味もちょっと違い、

食感は、もちもちと粘り気が少しある感じ。

味は、魚のうまみが若干強い感じ。

若いころは、ジャンクフードとは違う

笹かまぼこの控え目なおいしさがわからなかったけれど、

最近は本当においしいと思う。



いろんなメーカーがあって、それぞれ特色があり、

お好みなんだろうけれど、アタシは


鐘崎というお店の「大漁旗」が好き。


大漁旗



ちょっと高いけど、それだけの価値はあるお味である。

しっかりうま味があるけれど、上品で飽きない。

夏はキンキンに冷やして、そのままかじる。

冬は少しあぶって、ふかふかにして香りを出して、食べる。

根菜類と一緒に煮込んでもおいしい。




・・・・・・・・・・・・・




アタシの実母の姉、ま、つまり、アタシの伯母は、いわゆる家付き娘で、

お婿さん に来てもらって、家を継いだ。


お婿さんは、舅に遠慮し、いつも大人しく口数少なく、

そっと存在している感じだった。


彼は、笹かまぼこが大好きで、晩酌のウィスキーの肴に笹かまぼこがつくと

とっても上機嫌になるって、伯母が言ってたから、

お土産にはいつも笹かまぼこを買っていってた。


質素な人だなあ、肩身が狭いから肴はお刺身とかじゃなくって

かまぼこなのかなあ、と思っていたけれど、

彼の舅と姑(つまりは、アタシのおじいちゃんとおばあちゃん)が

亡くなってからというもの、



てきぱきと家の用事をこなし、


饒舌に親戚をまとめ、



そして、ウィスキーと笹かまぼこを止めないでいる。


な~んだ、本当に好きだったんだって思う。




波風立てず、出しゃばらず、何十年も婿として暮らす。

舅が亡くなれば、一家の主として役目をこなす。

そのそばにウィスキーと笹かまぼこ。

なんだかかっこいいなあって思う。



あのおとなしい伯父さんは、本当は懐の深い大人の男だったんだな。

って思ったりして。

アタシも、ウィスキーと笹かまぼこが、最高においしい組み合わせだなと

思う年にもなったことだし。

あ、今日も飲んでしまう・・・・・ごめんください、じゃなかった、ごめんなさ~~い。







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Author:きたあかり
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夫が単身赴任中で、下の娘と二人暮らしのパート主婦です。暇なはずなのに、なぜか毎日忙しい。謎です。
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