「地獄でなぜ悪い」と「愛のむきだし」
2014年09月02日
後先を考えずに行動するなんて、アタシは本当に大人げないのです。
行き当たりばったりに生きていて、大丈夫なのでしょうか?
結果、どうなるか、予想がつかないのでしょうか?
スリルを求めるアレな主婦ですか? (←いいえ、平穏無事が好きです)
反省しています。ええ、今度から気を付けます。
大パンチをくらいました。
ぐらぐら眩暈です。疲れたよ~。アタシ、体力も精神力も無いんだから~。
園子温監督の映画、
「地獄でなぜ悪い」 と「愛のむきだし」 、
昨日続けて見ちゃったのです。
おかげで昨日は呆然自失。胃と頭が痛くて、家事が大変つらかったわ。
ご飯つくるのに包丁持つのが怖かった。
想像力が無いんですかね、アタシ。
苦しくなるのは予想できるはずなのに、
怖いものに吸い込まれるように、絡まれ取られるように、見ちゃったのです。
「地獄でなぜ悪い」は、ヤクザの親分さんが妻の出所祝いに
娘主演の映画をつくるお話で、
「愛のむきだし」は神父さまの息子さんが父親に懺悔を求められ、
ネタに困って自ら罪を犯すお話です。
ストーリーの整合性とか意図とか、道徳的お涙とか、そういう感覚の映画ではないので、
感想を表現できにくいのですが、
登場人物は皆、熱く濃いのです。全身全霊、感情むき出しの思いのまま。
殴り合い、怒鳴りあい、走る、蹴る、拳銃、刀剣・・・・
その通りよ、わかりやすいのよ、とっても。
むき出しなのです。
アタシの日常の生活のように、
自分の感情を幾重にもとりつくろって、重ねて、
それを他人に見させて自分も見て、あれ?自分の本当の感情ってなんだっけ?
の正反対。
ぎゃお~やくざ映画を撮るぞおおおお。
ぎゃお~ユーコが好きだあああ。どんどんぱ~ん。
そのまあんま。熱い。熱すぎて、感動。あちちっ。ぬるま湯じゃなくって熱湯。
やけどに気を付けましょう。
この中でも「愛のむきだし」の主演、西島隆弘さんが勢いよく迫ってきます。
この彼は、映画「スープオペラ」で見たことがあります。
ヒロインの恋人だけれど、影も意思も弱い、草食系男子の役でした。
でも、何か存在感がある役者さんで、
スープオペラでは、藤竜也さん坂井真紀さんのオーラに負けていない。
薄いんだけど、注目してしまうのです。
「愛のむきだし」では、父親の愛を確認するために罪を作り出す
哀しい草食系男子の役で、顔がきれいすぎるからあれだけれども、
だんだん、友達との仲や、好きになった彼女に夢中になって、
親への思いだけから脱却し、
もがきながら、進んでいく。自分の生命体としての力全部ふりしぼって生きている。
そのふりしぼった選択、こうだからこうしてこう行動して、ってのが、
ずれている。
でも、ダンスをやってた人だからなのか、動作がとっても綺麗で、
ずれながら綺麗。綺麗で存在感がアル。あ、胸やけが・・
ということで、
まっすぐすぎて、おばさんは、ついていけません。ツカレルワ・・・・
監督最新作、「TOKYO TRIBE」、いますぐにでも映画館に見に行こうかと思って
ワクワクしていましたが、
ちょっと休んでから行きます。
絶対行くけどね。
体力つけてからね。
えっと、「冷たい熱帯魚」と「恋の罪」、見てからかな。休んでないって。
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コメント
フムフム
ふむふむ、
ここでいろいろな映画を知りながら、、、
まだ、見てません、、、
一昨日借りた映画は「影武者」でした。。
Re: フムフム
エルさん
コメントありがとうございます。
映画に関しては、
「この映画見てもいいかな」と思ってもらえるように
書いているつもりですが、難しいですね。
お好みは人それぞれだと思いますので~~
影武者、ずいぶん昔に見て、忘れてしまいました。
もう一回見てみよう。