リンゴがミソになる
2014年11月03日
この三連休、夫は、夫の実家へ雪囲い作業に行ってきた。雪囲い、わかります?豪雪地帯では、雪の重みで植木が折れないように、
雪の降る季節の少し前に、植木の周りを木片で覆い囲うのですよ。
さっき帰ってきた彼は、実家近くで買ってきたという格安リンゴを
自慢げにアタシに見せて、鼻の穴を膨らませ、得意そうだ。
「バケツ一杯300円だった!」
彼は果物を買うのが趣味で、あれこれ売り子さんと協議した模様を話す。
夫 「このリンゴ、ミソんねべにゃあ?」
売り子 「んねんね!ミソなんね!もいだばりだで」
夫 「ホンドだべにゃ?ミソんねがや」
売り子 「んねんね。ミソんね」
はい、意味わかる人はいらっしゃいますか?若干1名くらいですか??
すみません。翻訳すると、
夫 「このリンゴ、古くなって柔らかいんじゃあないでしょうね?」
売り子 「違います違います!古くなって柔らかくなっていません!収穫したばかりです」
夫 「本当ですね?古くなって柔らかくなっているのでは?」
売り子 「ちがいます。古くなって柔らかくなっていません」
ということで・・・。
夫は、久しぶりに故郷の訛りで話ができて嬉しかったと言っていたが、
それを聞いていた下の娘は
「ねえ、ミソって、方言?」だって。
そう。夫とアタシの実家の方では、
リンゴが少し古くなってパリパリ感がなくなってきた状態を
リンゴがミソになった と言う。完全なる方言。
でも、娘は、それを方言だと知らなかったのである。
方言だよ、と教えると、
ひえ~知らなかった!標準語だと思っていた!と驚いていた。
普段使い慣れていると、あたかも標準語だと認識してしまうことがある。
今住んでいる、この辺りでは、非常に、という意味で「 いぎなり 」と言う。
いぎなりがんばった、とか、いぎなり痛い、とかと使う。
見渡すと、これが方言だと認識しているのは半数くらいのような気がする。
履歴書に添付する職務経歴書の自己アピール欄に
「私は資格取得をいぎなり頑張りました」と書いた人をアタシは知っている。
と、アタクシ人のことは言えないのである。
アタシも、ブログを始めてから1年と少し過ぎたが、
標準語と思って方言を使って、ブログ記事を書いていることが多々あるに違いない。
東北でしか暮らしたことがないので~~~~。
「きたあかり日記」に来てくださるのは、心優しき勇者様ばかりのようなので、
思いやり深く、静かに見守ってくださっているのだろう・・・・
あの~言葉の使い方について?と思ったらお知らせください。
多分方言です・・・・。
いぎなり教えてほしいです。
リンゴがミソになる前に!なんつって・・
さて、リンゴリンゴと言ってばかりだけれど、
ラ・フランスのおいしい季節にもなってきたよん。
リンゴは町娘のよう。庶民的でやさしく、可愛らしいおいしさ。
パリッとしてしゃきしゃき。

ラ・フランスはお城のお姫様のよう。つんとしているけれど、食べれば極上の甘さ。
ねっとりした時が食べごろ。食べごろがわかんないのが、またいいのよね~
アタシみたいだわ~。あれ?

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コメント
方言だと気づきにくい言葉、北海道の僕の田舎では、「なげる」ですかねー。
東京に来てから引っ越しの時、手伝ってくれている友達が、
筒状に丸めてあるカーペットを見て「これどうすんの?」と聞いてきたんですよ。
僕はなんのひっかかりもなく「んー、なげるわ」と答えたら、
友達は「えっ、窓から?」と聞いてきました。
まったく方言だと認識していなかったので、
僕のほうが友達が何を聞いているのかわからなかったです。
実は「なげる」=「捨てる」なんです。
方言と気づきにくい言葉でしょ?
「ゴミをなげる」というと、車の窓から不法投棄しそうな感じですよね。(笑)
ひょっとして、そちらの方言と同じ?
それにしても、「いぎなり」はなんとなくわかりますが、
リンゴの「みそ」は明らかに方言ですよねー。
こんばんは。
方言って味があっていいですよね~♪
わたしには東北に知人がなく行ったこともないので外国語のようです(笑)
雪囲いもわかりませんでした。
雪が積もることが数年に一度くらいなので
万が一、積もると社会も生活もストップします(・.・;)
先週は、ミソになったリンゴを買ってしまった俺です。何時も同じ所で買わないと駄目ですね。・・・・・方言、勉強になりました。方言教室も宜しくです。
普通に言っていると方言も標準語だという認識になりますよね。
私は「~じゃん」って標準語だと思っていた時代がありました。
味噌は柔らかいから柔らかくなったのを「ミソになる」っていうのかな。
みそ
こんにちは。
そんな言葉があったとは!流石、本場ですね。
うちじゃそういう状態になったリンゴは「フガフガになった」と言ってます。
フガフガになったリンゴはどうやって食べるのがいいでしょう?
Re: タイトルなし
つかりこさん
コメントありがとうございます。
「なげる」、こちらでも「捨てる」の意味で使います。
ここ、東北の方言、北海道と同じだとは~
深いですね。他にもありそうです。同じ使い方のコトバが。
つかりこさんのお友達、え?と思ってくださったから、事なきを得ましたが、
は~い、と言って、本当に窓からカーペットを投げたら、
と思うと、おもしろいです・・・
Re: こんばんは。
keiさん
コメントありがとうございます。
> 方言って味があっていいですよね~♪
私もそう思います。旅行で遠くに行くと、トイレ等で
現地の方が方言で話しているのを聞くのが楽しみです。
ここ東北では、大雪との戦いが生活のテーマのようになっています。
屋根の雪下ろし、とっても危険だし、下した後の雪の始末も大変。
でも、その地方地方で、何かと戦っているのかも・・・。
Re: タイトルなし
ジム兄さん
コメントありがとうございます。
ジム兄さんのトコロでも「ミソ」って言いますか?
同じところで買うと良いんですかね~??
違うところで買ってスリルを楽しむのも良いかも~~??
Re: タイトルなし
ひねくれくうみんさん
コメントありがとうございます。
う~ん、何で「ミソ」って言うのかなあ。
気になるわ・・・???
りんご限定なんですよ。梨や柿、その他の果物には使わないのです。
Re: みそ
ぢょん・でんばあさん
コメントありがとうございます。
ふがふが、という言い方もおもしろいですね。
ふがふがになったリンゴは、ハチミツとレモンで煮たり、
焼肉のたれに使ったり、カレーにいれたりしています。
ラフランス
こんちわ~
ラフランス以前はバラバラに出荷していて
食べ頃が解らない方が多くいて、美味しい時期を逃されていましたが
今年は出荷を10/25に統一し食べごろになってから出荷したようですね~
りんごもラフランスも美味しいですね~o(^▽^)o
ついでに我が家の柿も美味しいっすよ(笑)
Re: ラフランス
がちゃぴんさん
コメントありがとうございます。
おお、ラフランスにそんな秘密があったとは!
きたあかり一家は、いただいて食べることが多く、知りませんでした~
ありがとうございます。
明日買ってこよっ
柿!がちゃぴんさんの家の柿!
ブログで拝見しました~おいしそうです~。柿大好き。
いいですね、ご自宅に柿の木があるって!
ちなみに、こっちでは牡蠣も旬です。
<似ている東北弁と北海道弁>
ちょっとだけ調べたところでいくと・・・
●いたまし(もったいない)
●かっちゃく(ひっかく)
●かます(かきまぜる)
●こちょばい(くすぐったい)
・・・こんなのもあるかなあ。
<とうほぐ弁の変な会話>
●「どさ?」、「ゆさ」=「どこ行くの?」、「お風呂だよ」
●「けー」、「めが?」、「めー」=「食べなよ」、「うまいか?」、「うまい」
●「けろけろ?」、「けるける」=「ちょいだい、ちょうだい」、「あげるよあげる」
(笑)。
Re: タイトルなし
つかりこさん
コメントありがとうございます。
ええ、言います言います「いたまし」「かっちゃく」「かます」「こちょばい」
変な会話、ええ、使っていました~笑
他には、
「け」「く」・・・・・「食べなさい」「食べる」の意。
世界一短い意思疎通できる言葉のような気がします。
ありがとうございました~~~