映画「東京難民」
2014年12月05日
今の衣食住ある程度満たされた状態は、たまたまこれまでの運が良かったからあるのであって、
何かのちょっとしたきっかけで壊れるであろうことは、いつも想像し恐れ覚悟していた
つもりなのだが、
この映画「東京難民」を観て、普段の平和ボケな我が身を振り返えってしまった・・・
毎日毎日を大事に、瞬間瞬間をかみしめ大事にしようと思わされた。

平凡な大学生が、親の失踪で仕送りが止まり、
学費未納により大学を除籍になり、更にアパートは滞納で追い出され、
ネットカフェ難民となっていく。
ティッシュ配りバイト、治験バイトなどを経たあと、
キャッチによりホストクラブに連れて行かれ、当然支払できない彼は、
頼み込んで、やっとホストとして働くようになる。
女性客のツケを、彼女を風呂に沈めて回収しようとするホストクラブ支配人(?)。
彼女と良い仲の先輩と謀り、彼女を逃がす・・・・。
映画最初の方は、主人公の甘さが鼻についた。
不動産会社から届いた内容証明郵便を確認しようとしない。
アパートを追い出されそうな状況にも関わらず、
自動販売機で飲み物を買おうとしている。
そんなん、アタシだってしない。
自動販売機は正価だ。スーパーで買えば安い。
さらに、家から空のペットボトルに水をいれてくればいい。
100円あれば、食パンが買える。一日くらいは生きられる。
金銭的に余裕があるならいい。でもアナタはかなりやばい状況でしょう。
親からの仕送りがきちんと届かないかもしれないと、
危機管理していないのがまずやばい。
でもアタシも自らをふりかえって思う。
最近は、やっと家庭内も穏やかになり、平和ボケしていないか?
今日生きられたから、明日も同じような日が続くとは限らない。
何か、想像もできない出来事が起こるかも。
危機管理リスクとともに、今を大事にしなくちゃいけないな。
先輩をかばって「俺も運び屋になって稼ぎます」という主人公に
ホストクラブの支配人(?)が、
「せこいこと言ってんじゃね~!わかってんのか!
金より大事なものがあると思ってんのか!世間知らずが!
甘ったれたこと言ってんじゃね~よ」
と言ってぼこぼこに殴るシーンがある。
支配人は、主人公にそう言いながら、支配人自身にも言っている気がした。
自分に言い聞かせている。
金しかないんだ金が世の中金。
そうなんだろう。正論ってやつ?
わかってるよ。
アタシもさんざんそう言われてきた。
でも、明日の生活を心配して今の楽しみを全て滑落させたくないよ。
今を大事に、
今をある程度楽しまないと、明日はもう無いかもしれない。
金じゃなくって、健康が無くなるかもしれないし。
いろいろな方のブログを見させてもらうと、
素敵な旅行を楽しんでいられたり、
趣味のアレコレをアクティブに追及されていたり、
映画観て号泣してたり、
かわいいおいしそうなお弁当をつくってらしたり、
大好きな観察物をひたすら観察していらしたり、
詩や絵画を創作されていたり、
とっても素敵だ。
いいな、と思う。
見習って人生を楽しまなくちゃな。ブログ読ませてもらって学びまする。(・o・)
みなさま、よろしくお願いします。
アタシは、諸般の事情で、大きな旅行や豪華な趣味は無理!な身の上だけど、
普段の何気ない出来事に、魅力的な楽しみをみつけるよ。
身内のいざこざで凹んでいるなんて、時間がもったいないよ~頼むよ~。
勘弁して~。ううう。
せめて、日常の平凡にキラメキをみつける目を持てますように。
ええ、危機管理意識と一緒にね。お金は大事です・・・でも、人生を有意義に!
と、いつどうなるかわからない。それを思い起こさせてくれる映画だった。
衣食住全て奪われることなんて、予想されることだなんて、当然のことなのに。
原作本、読んでみよう。
きっと、もっとリアルで具体的で迫力があるのだろう。←予想、まだ読んでない。
↓ 読んでくださった方、本当にありがとうございます。
応援していただければ、うれしいです・・・

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