映画「KANO」と八田與一氏
2015年02月23日
台湾に行かなければならなくなった。どうしよう。

映画「KANO」を観たのである。
1931年、日本統治下の台湾から甲子園に出場し、
決勝まで勝ち残った、伝説の嘉義農林高校野球部を描いた映画「KANO」。
日本人、漢人、蕃人、民族を超えてのチームメイトたちが一丸となり、
それまで一勝もしたことがなかったにもかかわらず、鬼監督のもと
猛練習し、ひたむきに甲子園をめざす様子は、アタシのような野球を知らない
普通のおばさんでも涙が出た。
まるで往年の韓ドラのような、不必要な登場人物たちの転倒がわざとらしかったり、
男の子たちが純真すぎて、一面的で、みんな坊主頭で、誰が誰だかわかんなくなったり、
上映開始後3分で、映画館に来たことを後悔したけれど、
根が子供好きなので、若い子どもたちの一生懸命さと、真っ黒に日焼けした肌とで、
大丈夫、30分後くらいからは、熱心に見いちゃった。
野球を好きな人なら、きっともっと楽しめる映画だろうなあ、
アタシには、豚に真珠だったかも。

と、台湾に行かなくちゃと思ったのは、でも、「野球」じゃあなくって、
映画ではちょびっとしか描かれなかった、八田與一氏と、その治水事業に
感銘を受けたからである。
雨季は大地が水に浸り、乾季には水不足に悩まされ、
農業にたいへんな苦労があった台湾南部。
大規模なダムを建設することに奔走した八田氏。
土木作業員たちの生活を考え、宿舎の整備なども行い、
自らそこに住んだとも聞く。
アタシ、随分昔だけれど、
三春ダム建設に関する講演会に行ったことがあった。
その苦労と信念に感動したっけ。
八田氏や関係各人の10年の苦労の末完成した「烏山頭ダム」


こ、これは、人として見るべきなのでは!!!人類の功績よ!!!
野球もいいけれど、アタシはダムが見たい!
見たくなった。見なくちゃ。
ということで、
台湾に行かなくちゃ。行く。絶対行く。

でも人生うまくいきませんな。
夫と旅行に行く資金のためにと頑張っていたパートももうすぐ辞めることになり、、、
行けるのだろうか、、、、
どうしよう。
ええいあきらめないわよ。嘉農野球部の子たちだって最後まであきらめないで
頑張ってたもんね。

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コメント
行けるよ!是非、行って行って!
台湾すごく気持ちのいい国です。
私は昨年行って大好きになりました。
北部の方しか行っていないけど
そんな感動するようなダムが南部にはあるのね?
次回行くことがあったら私もそのダム見に行くわ!
あかりちゃん、台湾行くべし☆
うわぁ~・・・・
映画見たんですかぁ(´Д`;)
おいらの所は上映されませんのでDVDが解禁するまで待ってなくちゃいけませんorz
実はおいらも八田氏に感銘を受けたんです(゚д゚)(。_。)_。)
震災の時いち早く台湾の人が援助してくれたのはこの人が台湾人に今でも尊敬されているからなんです。
youtubeのKANOで検索したとき台湾との色々な友情のことが解り胸が熱くなりました。
私もこの映画、見たいと思ったんだ~。
台湾は好きで何回か行った。すごく対日感情がいい。
経済的に一息ついたら、行ってみて頂戴。
これはちょっと気になっていた作品です。
昨年の夏ごろ予告編を見た記憶があるのですが、事実関係の正否は別にして、どのように映画の中で感動装置として描かれているのかに興味を持っていました。
こないだ観た中国残留孤児についての映画を観たときにも思ったのですが、映画で描かれているものがどこまで事実と正しいのかということを詮索しても詮無いことだとは思いつつ、同時に、映画に出てくる実在の人物への尊敬の念を感じました。
何かの功績をした人物に対して、とりわけ地道にやり遂げた人物に対して、最近は尊敬を強く感じます。
Re: タイトルなし
さとちんさん
コメントありがとうございます。
行きたいんだけれど・・・なかなか・・・
でも、今すぐじゃあなくたって、いつか必ず行ってみせる!
気持ちの良い国なんですね~
いつか行ける日を夢見て、あきらめませ~ん。
Re: うわぁ~・・・・
がちゃぴんさん
コメントありがとうございます。
やはり、八田氏ですよね。
確か、がちゃぴんさんは土木のお仕事をされているのではなかったでしょうか。
技術者として尊敬する「鏡」なのでしょうか!
アタシは土木のことは全然知らないけれど、八田氏の生き方は、人として生きるべき道というか、仕事とは何かということを考えさせられる気がします。
「youtubeのKANOで検索」か、やります。
台湾の方の温かい援助は八田氏が尊敬されているからなのですね。知らなかった!!
野球も八田氏も好きながちゃぴんさん!
「KANO」は観るべきです!
Re: タイトルなし
ひねくれくうみんさん
コメントありがとうございます。
くうみんさんが好むかどうか・・・
ちょっと自信が無い・・・
台湾、行きたいけれど、ええ、いつかは行ってやるぅ
行けると信じます!
Re: タイトルなし
ちょい若おやじさん
コメントありがとうございます。
映画冒頭に
「これは事実をもとにしながら脚色した物語です」
と、断られていました。
ちなみに、どんな事実も主観が入るように、映画になっているという時点で、
フィクションなんだとアタシは思って観るほうです。
> 何かの功績をした人物に対して、とりわけ地道にやり遂げた人物に対して、最近は尊敬を強く感じます。
八田氏のことは、今から本格的に人生の仕事をみつけようという、ちょい若おやじさんのような若者に、参考にしてもらえる良い教科書になる気がします。
素直に「尊敬」できるというのは、また一つの才能の気がしますし。