fc2ブログ

吉田修一氏「愛に乱暴」

これから読もうという人に、絶対にネタをばらしてはいけない

でも言いたい、苦しい、、、、そのところが小説の鍵だから、、、き~~~、

そんな本。


「愛に乱暴」


夫に浮気をされ、浮気相手の女に子供ができ、

自分には子供はいなくて、夫から離婚してくれと言われ、

動揺し混乱し、精神が崩れていく主人公、桃子の物語です。


そんだけです。ん?


そんだけなんですがあああ、ああ、苦しい。

読んで半分くらいまで行くと、

まるでエラリークイーン本格推理小説の謎解き後のような


「おおおおおおやられたああああ」


という爽快感と喪失感が同時に味わえます。


ということで、追記にそのへんを書こうと思ったら、追記の編集がうまくできず、

うまいことアップできず、知識が無くてHTMLの編集もできず、

ごめん、下に書きます。

こっからは、言ってはいけないネタバレですので、いいかと思う方だけ

お読みください。

これから読んでもいいかなって思う方は読まないほうが・・・。


愛に乱暴_



夫から

「会ってほしい女性がいる」

「彼女のお腹に俺の子供がいる」

「これからの人生は彼女と子供と暮らしたい」

と言われ、動揺する桃子の心情とともに、

物語の途中、日記が挿入されています。


夫や舅姑との普段の生活の模様だったり、

妻がいる恋人を持った女の苦悩だったり、

子どもが出来た時のことだったり、、、

読者は

「あ、これは妻、桃子の日記だな」

「あ、これは浮気相手の女の日記だな」

と文章上推察して読みすすめるのですが、


あれ?


途中から、


「あ、これは全部、妻桃子の日記だ!」


と気づかされるのです。


桃子は過去、夫を当時の妻から略奪して結婚していたのです。

日記は、その過去のものだったのです。小説中、順不同に日記は挿入されていたのです。

びっくり。

その不倫中、桃子は妊娠していたのですが、不幸なことに流産してしまいます。

結果として、略奪婚は成立したのですが、

流産を当初は隠していた桃子に、男はずっと不信感を抱いています。

それも原因の一つとなって、今回浮気相手との生活の方を男は選んでしまうのですが・・。



日記の書き主は、全て妻桃子だったのかという驚きとともに、

読了後、略奪する側、略奪される側、どっちがどっちでも、同じなのだという

妙な気持ち悪さにも見舞われます。

この最低夫(妻の気持ちを全く考えてないのよ!こいつ!)にとって

どれがどうでも良いのでは??

不幸な女と幸福な女、そう違いはないのでは??

だって、好きな男に翻弄されているのだから。狂うほどに。



人生は何が起こるかわかりませんね。

アタシも桃子のような目にあったら、と思ってしまいました。

桃子のように、自分のすべてが破壊されるくらい、動揺するだろうか。

想像もつかないよ。

もしアタシじゃなくって、誰か他の人と現夫が再婚するなら、

彼の癖を彼女は、ひとつひとつ学習していくんだろうか。

洗面台の上に髪の毛一本落ちていても激怒するのに、

床がどんなに汚くても気にしないとか。

意外なところに意外なものを置いちゃって、忘れちゃって探すとことか。


↓なぜか玄関わきの小窓んところに電気髭剃りの蓋が・・・(笑)
ん?



あ、


逆もあるぞ。


アタシが誰かと再婚するとか。きゃ~どきどき。

と、あれこれドキドキする本でした。 ←あい、あきれていいです。(^_^)/



かなり夢中になって読める本です。

いいわ~吉田修一。





↓   読んでくださった方、本当にありがとうございます。

スポンサーサイト



ジャンル : 小説・文学
テーマ : 読書感想

[ 2015/05/22 10:53 ] | TB(0) | CM(6)
私はまっぴら
こんにちは。
ほー、そうですか。再婚することにドキドキするんですか。
私は早く一人暮らしになりたいですわ。
[ 2015/05/22 12:17 ] [ 編集 ]
あ〜もう読んだ気になっちゃったよ〜。
この小説、タイトルがいいね。

愛は乱暴 でもなく
愛って乱暴 でもなく
愛が乱暴 でもなく

「愛に乱暴」

[ 2015/05/22 17:20 ] [ 編集 ]
コレコレ、、
まあ、ドキドキする本なんですねww

同じく読んだ気になっちゃったよ〜DEATH。v-12
[ 2015/05/22 20:31 ] [ 編集 ]
Re: 私はまっぴら

けふこたかはしさん

 うんうん。一人になりたいってずっとアタシも思ってたよ。最近まで。
 人の気持ちは変わるねえって、あたしだけ?
 
[ 2015/05/22 21:02 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし

 さとちんさん

 ごめん。さとちんさんは後日実際に読んだかもしれないよね。
 おもいっきし、ネタバレでした~許して~

 そ~なのよ。タイトルがいいのよ。
 「愛に」なのよ。
 愛から乱暴されるんじゃなくって、愛に対して人間が乱暴なの!
 吉田修一氏のはタイトル良いとうなっちゃうことが多いと思わない?
 アタシは「パレード」が特に良い気がする。
 
 
[ 2015/05/22 21:05 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし

 エルさん

 コレコレ?ドレドレ?
 まあ、読んだ気にしてしまって、、すみません~。
 
 ちなみに、気を取り直して、さっきから
 『福翁自伝』を読み始めました。
 エルさんがブログコメントで
 「日本人なら読むべき」と教えてくれたでしょ~
 以前から読もうと思って読んでないのよね~

 こちらもおもしろい♪
[ 2015/05/22 21:10 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する