映画「息もできない」: 映画: きたあかり日記
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映画「息もできない」

2015年06月03日

息もできなくなる。痛い映画。せつないよ。

韓国映画「息もできない」


息もできない



サンフンは、父親の家庭暴力で妹を父親から殺され、

それが原因で母親は死に、

その心の傷を負ったまま、自らも暴力的に借金を取り立てるチンピラとして日々を送っていた。

親身になってくれる取り立て屋の社長をも怒鳴って愚弄し、

後輩たちをも殴り、

刑務所から出所してきた父親を殴る蹴る怒鳴るで責める。

心を開かない、開けないサンフン。

そんな時、女子高校生ヨニと出あう。

彼女も父親からの家庭内暴力や兄の横暴に苦しんでいた。

彼女の境遇を全く知らず、温かい家庭に育っている普通の女の子と思いながらも、

彼女と会っていくうち、、、、

サンフンの父親が自殺未遂事件を起こす。

そしてサンフンは、、、という映画。


痛い。

サンフンの切なさが苦しい。


映画の最初の方は、ただ暴力的なサンフンに、なんて最低なチンピラと思うだけで、

歩くシーンも憎らしく思っていたのだけれど、

彼の切なさに、だんだん手を差し伸べたくなってくる。


ストーリーだけ書くと、お決まりな感じだけどね、彼の揺れが伝わる映像と

そうしかできない罵詈雑言に、抱きしめたいほどの気持ちになる。

これからはネタバレなので下に☆


できるようになったので使いたいアタシ☆





自分が父親にひどい目に合わせられたからと言って、

自己中心的に周りを殴る蹴るの行動をするサンフンを

ただのチンピラ、弱い人間と蔑むことはアタシにはできない。

肉親の死に「悲しまないようにしよっと」と決意してそう出来る?

出来ないと思う。

骨折した腕を「痛くないと思おっと」と決意して痛くなく出来る?

どうしようもないんよ。

サンフンの悲しみはサンフン自身を支配し、周りに吠えるしか出来なくなっているのよ。

いっぱいいっぱいなの。


家庭内という閉鎖された空間で、支配者はどうして弱いものを殴ってしまうんだろう。

怒鳴ってしまうんだろう。

全てを破壊してしまうよ。

支配者のことも被支配者のことも。


父親の自殺未遂で、父親への愛情を確信し、

ヨニの前で心から泣くことが出来たサンフン。

やっと、魂が開放されたんだねって思った。

人は人に苦しみ、人によって救われる。

誰かの前で泣けたとき、そしてその人と笑えたとき、前に進めるんだね。

やっと、やっとだね、サンフン。

羨ましいよ。アタシも泣いてみたいよ。


終わり方は悲しくって、ドラマはこうじゃなくちゃいけないのかもしれないけれど、

悲しかった。

繋がっていく暴力と悲しみ。





↓   読んでくださった方、本当にありがとうございます。

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コメント

息もできない

見ていただいたようで、ありがとうございます。

そして、さすがきたあかりさん良い見方をしていると思います。
単純にダメと責めることができないんですよねこの主人公。
考えさせられる映画です。

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Re: 息もできない


芥川直木さん

 教えていただきありがとうございます。
 『親切なクムジャさん』『トンマッコルへようこそ』
 も観ました。

> 考えさせられる映画です。

 う~ん。芥川直木さんの感想も聞いてみたい。

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『息もできない』見ました。

以前見た記憶があります^_^;
この頃の韓国映画はキツイものがありますよね・・・
この間『悪魔を見た』をみましたがやはりキョーレツでした(内容は全然違うけど)
体調いい時にもう一回見てみますね
(*^^)

Re: タイトルなし


鍵コメさん

 なんとなくわかっていただき、ありがとうございます。
 背負いきれない、、そうですよね、、背負えんって!
 
 自分で決着・・・できればいいね。
 
 こちらこそどうもどうも。

Re: 『息もできない』見ました。


 keiさん

 キツイ、確かに。
 体調良いときじゃないと具合悪くなります。
 この映画、アタシ時々一時停止して、休みながら観ましたもん。

 『悪魔を見た』、興味あるなあ。どんなのだろう。
 体調を整えて観よう。


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