絵本「ときめきのへや」
2015年10月06日
絵本「ときめきのへや」
モリネズミのピウスは、ものを集めるのが好きです。
森の中を歩いて、ねじれた根っこ、海へ行けばガラスのかけら。
誰にも届かなかった手紙。
拾ってきて、家に持って帰り一番広い部屋、ときめきの部屋に飾ります。
いろいろな人が見せてくれとやってきますが、
誰しもがガラスケースに飾ってある石ころをだけは
「つまらないもの」と言います。
「めざわりじゃないか。こんなの捨てちまいなよ」

ピウスは、みんながそう言うんだからそうなのかなあって思って、
ある日捨ててしまうのですが、
それから、他のどれを見ても楽しい気持ちになれず、
何をする気にもならなくなってしまうのです。
その石は、実はとても気に入っている石だったのです。
はじめて、ときめきのへやに飾った宝物だったのです。
ピウスは、今まで集めたたくさんの宝物を、全部誰かにあげてしまいます。
何もなくなってしまって、冷たい床に寝そべるピウス。
空っぽの部屋と同じに、彼も空っぽでした。
丸三日間何もしないでいたピウスでしたが、
彼はまた、意を決し、出かけます。
あたらしいときめきの部屋をつくるために。
そして、あの石とそっくりの石をみつけるのです。
***********
他の人に理解されなくても、
その人にとって価値あるものはその人にとっての宝物。
石ころが大切だと思うピウス、、
それでいいんだよね。
誰でも、
自分の心を満たそうとしていいんだよね。

同時に、
他の人に理解されなくても、自分の心を満たそうとするのは大事。
石ころの素敵さを誰もわかってくれないかもしれない、
でも、自分には大切な宝物。
他の人の価値観を恐れず、批判を恐れず、
言いたい人には言わせておけ、で、
自分の思いで行動する強さを持たなければ、自分を満たすことはできない。
もし、ピウスが、世間体を気にして、同じような石ころを拾わなければ、、、
ピウスは自分の心の空っぽを受け入れなければなりません。

アタシ、このちっちゃなネズミに教えられた気がしました。

自分の大きな欠点の一つ、
まあ、自分でもわかっているのですが治らないんですよ、笑

人からの評価を得たい病、
人から「それは良しですよ。いいことですね」と誉められたい病とでもいうんですかね、
何とか打破したいと思いました~☆
負けないぞ

同時に、人の価値観を理解しようと努力することも忘れずに☆
絵本の読み聞かせでは、子供たちに絵本の意図するところを
言い聞かせたり、感想を言ってもらったりするのはご法度です。
言葉にならない感情を、心の奥に染み込ませ、心の土壌を刺激するのが
絵本読み聞かせの良いところだからです。
大人の言葉で子供の大きく広がる想像の世界を狭めてはいけません。
そしてもちろん、前述のとおり、この絵本の読み聞かせでは、
子供たちには何も言わないつもりなのですが、、、
ピウスの物語には、大人の私をも癒してくれ、
ちょっとブログに書いてみました。
人に理解されなくても、人生を彩ってくれる大切なものは、どんな人にも宝物。
それが、仕事でも家族でもボランティア活動でも趣味でもお洒落でも!

さぁ明日も楽しもう。



皆さんもご一緒に。



↓ 読んでくださった方、本当にありがとうございます。


コメント
凄い・・・・
んん~いい話!
いつもあかりちゃんの思っていることや考えている事に感銘を受けます(。◕‿◕。)
あかりちゃん凄いよ!ヽ(*´∀`)ノ
おいらもそんな風になりたいなo(^▽^)o
Re: 凄い・・・・
がちゃぴんさん
ほめていただき、恐縮です~お恥ずかしい~☆
アタシ、考える方ではあるのかもしれませんが、
抜けているというか、ずれているというか、そんな感じなのです。
何か気が付いたら教えてくださいね。
若い頃は自分と違う価値観の人と接するのがすごく面白かった。
いろんな世界に触れて刺激を受けて、
それによって自分の価値観も形作られていったと思います。
で、なかなか揺らがない価値観が出来上がった今は、
正直、価値観の遠い人と接するのは疲れます。
理解するなんて、私には無理。
柔軟性が欠如してきたし、体力ないから疲れることするの気が進まないし。
だけど、この人は違う価値観を持っているんだな〜と認めることなら出来る。
理解には及ばないだろうけど否定はしない。
そのくらいの気持ちで最近生きております☆
あかりちゃんも気楽に生きよう♪
Re: タイトルなし
さとちん
気楽にと言ってくれてありがとう❤
そうだよね~アタシも認めようと思っても「どうしても無理」ってあるもん。
「少年は残酷な弓を射る」の少年の考え方とか。
↑そのうち記事にしてみようかと思います☆ありがとう。
そういう、残忍な犯罪等とまではいかなくても、
「人に自分の考えを押し付けて行動を規制しようとし、
思い通りにならないと口汚くののしる」
人がアタシは大の苦手で、かかわらないようにしているんだけれど、
なんと、自分の母親とか姑とか、時には夫とかもそういう人で、
困った~。
まあ、負けないで頑張るよん。
あなたはあなた、勝手にそうやってて頂戴。押し付けないでね。
という感じで。
たいていの人を好きになる得な性格のアタシなんだけどな~。
(^_^)v
いい本ですねー!いまに向いているのでは?
「いじめ」とか、「ぼっち」とかを解消へと
向かわせそうな考え方を含んでいると思います。
「価値観」とか「意見」の食い違いって、めんどくさいですよねぇ。
でも、ご自身の考えは引っ込めとかないで、
一応は言った方がいいかもしれませんね。
(ケンカにならないように、うまーく)
溜めるとストレスになって具合悪くなりますー。
そういえば、仕事って「価値観」や「意見」の食い違いの
すり合わせしっこですよねぇ。
どうりでストレス溜まるわー、おもしろいけど。
Re: タイトルなし
つかりこさん
> 「いじめ」とか、「ぼっち」とかを解消へと
> 向かわせそうな考え方を含んでいると思います。
なるほど。そうですね。さすが☆
> 一応は言った方がいいかもしれませんね。
言っても言っても怒鳴られて終わりっていう・・・つらい経験が・・・笑
> そういえば、仕事って「価値観」や「意見」の食い違いの
> すり合わせしっこですよねぇ。
> どうりでストレス溜まるわー、おもしろいけど。
おもしろいんですね~
仕事になると、上司へのゴマすりとかの裏工作がえげつなくて、
汚ね~ってことが多く、ヤだったなあ。
その上を行くゴマすりや裏工作ってしたくなかったし。