映画「6才のボクが大人になるまで」
2015年10月16日
6才の僕が大人になるまでっていうタイトルそのまんまの内容です。
母親の度重なる離婚、再婚で、引っ越しや転校などを余儀なくされながらも、
僕は成長し、大学進学で母親のもとを離れます。
撮影は、主役の僕、メイソンが子供から青年に成長していく姿を描くために、
12年間を通して断続的に行われたそうで、
まぁ、何とも継続した根性なことよ、なのです。
166分という長い作品ながら、全く飽きることなく、夢中になって観てしまいました。
たぶん、母親の結婚離婚などに翻弄されるメイソンがせつなく、
自分のことのように思えてしまったからだと思います。
メイソンが、母の再婚相手から無理矢理散髪させられるシーンがあります。
有無を言わさず、丸刈りにされてしまうのです。
メイソンはショックで学校をずる休みしようとまでします。
メイソンは小学校高学年くらいですかね。
ひどいなぁ。
お義父さんからすると、そんなに悪気はなかったような感じですが、
こういうことを悪いとわからない人ってどうなんだろう。
(後に彼はアル中になり暴れるようになります。)
実母と実祖母(実母の実母)のことを思い出しました。
実母は、小学生の頃、髪を長く伸ばしていて、とても自慢だったそうです。
実祖母は、それが気に入らず、いつも「髪を切れ」と実母に言っていましたが、
実母は嫌だと言って聞きません。
実祖母は、実母が寝ている間に、髪をザンバラに切ったそうです。
朝起きて、自分の髪が切られていた時のショック。
実祖母は
「ふん、ば~か、アタシにはかなわないでしょ」
という態度だったとか。
ひどいなあ。
自分の考えを子供に強制するってどうなんだろう。
映画は、成長してたくましくなったメイソンが
大学進学のため家から離れるところで終わりです。
もう、親の都合で生活を乱されることもありません。
アル中の父親がいたときは、大変だったね~。
酔って、弱い子どもたちに怒鳴ったりモノを投げたりするのって、最低。
進学先の大学へ出発する息子を見て、母親は泣きます。
「アタシにはもう何も残っていない。残るはアタシの葬式だけ」
このお母さん、男運が悪すぎで、その時、ひとり暮らしを始めようってところで・・・。
寂しいんですね。とても気持ちはわかるけれど、子供は親から巣立っていくものです。
子どもが親の付属物ではないように、親も子どもの付属物ではない。
一心同体ではありません。違う人間です。
一人の人間として自分の足で立たなければ。
と、こう書いていて、自分で自分に言い聞かせているのでした。
あ~ん。もうすぐ娘は進学して(予定)どっかに行っちゃうよ~。さみしいよ~。

とりあえず、母親役のパトリシア・アークエットの太りっぷりにはびっくりしたので、
自分も気を付けよう。
パトリシア・アークエット、若いころはあんなにスリムだったのに~。
父親役のイーサン・ホークは、ずっとスリムで若いなあ。
年を取ってなお、無邪気な笑顔が素敵でした。
この映画は、メイソンが主人公でありながら、かかわる大人たちの
人生模様が意味深いと思われ、、、
パトリシア・アークエットとイーサン・ホークの存在感がいい味だしてました。

↓ 読んでくださった方、本当にありがとうございます。


コメント
うちは戻ってくるらしい
親子って一番近い他人だよね。
寂しい・・・・
おいらもズッシリと思わせる映画ですね(^_^;)
おいらの子供たちは大学に進学して家には居ませんがしょっちゅう帰ってきてくれます(。◕‿◕。)
結婚したらどうなるんだろう?
寂しくなりそうで穏やかではありませんな(=_=)
あかりちゃんも数年後には・・・・(;´д`)
ウチの娘二人、、
成人してますが「忍たま乱太郎」はまってます。。
どうなるんだろうか。。。
フツーの家庭に起こりうるトラブルを
フツーに乗り越えていくようすを描いているだけなのに、
最後まで飽きさせずに観させられる、
不思議な映画ですよね?
なんでおもしろいんだろう?って、
いまだにわからないのですが、
そのうちかわるかなあ。
Re: うちは戻ってくるらしい
ケフコタカハシさん
戻ってくるですってぇ!羨ましい!
一番近い他人、そうだねえ。
同感。
一心同体だと思っている知人も多いけれど、
アタシは別の人間だと思ってるよ。
Re: 寂しい・・・・
がちゃぴんさん
大丈夫です。
がちゃぴんさんち、お子さんの結婚後、
きっと、今以上に賑やかになることでしょう☆
孫が10人とか(^_^)
そんな時もベンちゃんを忘れないでねって、
ベンちゃんはいつまでも、みんなのアイドルですよね。
と、自分で言って自分で回答してしまいました。失礼(・_・)
Re: タイトルなし
エルさん
いいじゃないですか!
「忍たま乱太郎」、楽しそうです。
小学生時代のの娘たちが、見てたなあ。
女の忍者(クノイチか?)の来ている忍者服(というのか?)が
確かピンク色だったような。
忍者にしては目立つなあ。笑
こんばんは。
親って勝手なもので、子供はなんでも自分の自由になると思っていたのが、突然手を離れることになると、どうしていいか判らなくなるんでしょうね。
うちは子供がいないから、初めから無いものは気にならない。
でも、おじさん、突然いなくなっちゃったからなあ。これは悲しい。
Re: タイトルなし
つかりこさん
はい、不思議でした。
アタシの場合、自分の体験と重ねてしまったからそうなのかなって、
思ったけれど、つかりこさんもそうなんですか~。
うん、不思議ですね。
ただ、
シーンが変わると急に成長していたりして、
あれれっどのくらい年月が進んだのさって集中して画面を観るので、
それか?
違うか?(^。^)
Re: タイトルなし
ひねくれくうみんさん
おじさん、突然すぎます。
ここにいたら、文句言ってやりたいくらい。
悲しいね。
夜遅い時間に、くうみんさんのことを考える時があります。
今まではずっと、30年ずっと、おじさんと一緒だったのに、
一人の夜なんだなって。
くうみんさんは今、何を思っているだろうって。
自分が何かをして、例えば、食事をつくるとか風呂に入るとか
テレビ観るとか新聞読むとか、そんな些細な日常の事の
反応が無いのは、ひどく寂しいと思う。
何かアクションを起こしたら、何かが返ってくるって、貴重なんだなって
思わせられた。
おじさん、いなくなるには若すぎ。
もっと沢山いっしょにいられたら良かったのにね。
アタシが、美辞麗句をどう並べても、くうみんさんの苦しみは救えない。
歯がゆいけれど、どうもできなくて、ごめん。
上の娘が、くうみんさんの住んでいる県に、もしかしたら進学するかも
(合格したらだけどねっふんっ)
そしたら、会ってね。
体がでかいけど、怖がらないでね。
気持ちは柔らかいつもり(あくまでつもり~)
これ、おもしろかったよね。
長い映画なのに私もあっという間に思えました。
メイソンのママ、男運悪過ぎ。
たぶん見る目ないね。上っ面しか見ないからそういうことになるのよー。
その証拠にイーサン・ホークのパパはいい男、成長株だったじゃないのよ〜。
だいたいまだ若いんだからさ、
メイソンにあんな言葉ですがっちゃダメだってば。
シャイプアップして次に行こう!って肩たたいてやりたいよ。
Re: タイトルなし
さとちん
賛成賛成。長いのにあっという間。
おもしろかった~
さとちんの記事を読んでずっと観たいと思ってたのよ。
観れて良かった☆
そうなのよ~ママ、男運悪すぎよ~
見る目が無いのは、人のことは言えないけれどさ。笑
> だいたいまだ若いんだからさ、
> メイソンにあんな言葉ですがっちゃダメだってば。
> シャイプアップして次に行こう!って肩たたいてやりたいよ。
その通り!まずはシェイプアップ!笑