援助と絵本: 思いつき: きたあかり日記
fc2ブログ

トップ  >  思いつき  >  援助と絵本

援助と絵本

2016年01月11日

「援助する際の基本姿勢」

 援助行為は、受け手側が望んでいなければ、

 それは大きなお世話である。

 援助する側が受け手側を「弱い人間だ」と決めつけ、

 上から目線で見ている、と、とらえられかねない。

 受け手側の自尊心を傷つける可能性が高い。



先日、そんな講義を受けていて、自分も気を付けなければならないなあと

痛感しました。


「援助」というのは、ここでは、ボランティア活動を含む、人のためになる行為の総称で、

例えば、カウンセリングや傾聴などなども含む意味で使ってます。


アタシは、趣味で、小学生向け絵本読み聞かせ活動をしているのですが、

それは、一応、「ボランティア」という名目なんですよ。

活動団体の名前も「絵本読み聞かせボランティア〇×の会」ってなってるし。


アタシの読み聞かせ活動も気を付けなくちゃなあああ。



活動を始めたばかりの時、読み聞かせ基本講座受講時、押し付けはイカンと

強く指導されたので、普段から気を付けている気持ちではいます。


聞きたくない子供を無理に縛りつけないで、聞きたい子にだけ読むようにしています。

アタシが絵本を読んでいても、知らんぷりで宿題をやってたり、

お喋りしたりしてても、それはそれで、自由にしてもらってます。


ただ、読み聞かせ前に、子どもの興味をひきそうなお話をしたり、

数冊読む本のうちの一冊は「ギャグ絵本」みたいなのにして、

笑ってもらい、

このオバサン、面白そうだから、聞いてやっか、

くらいは思ってもらえるように頑張ってますが。


でもでも、更に、自分を律し、気を付けなければなあ。


絵本は確かに素晴らしいけれど、世の中、それだけが素晴らしいんじゃない。


子どもによっては、校庭で遊んだり、テレビを見たりする方が、楽しいでしょう。

それは子どもの個性であって、個性は型にはめちゃいけないね。

絵本は義務教育じゃないんだから、好き好きでいいんだよね。

大人だって、スポーツ観戦が好きな人もいれば、映画が好きな人もいる。

嫌いなら別に無理しなくていいよ~ということで。

絵本から得られるものは大きいけれど、他から得られるものも大きいでしょう。




以前も記事に書いたことがあるけれど、

最初は全然興味も関心も無かった子供が、押し付けていないのに、

お話にだんだん夢中になってくれて、

最後の方には目を輝かせ、読み聞かせが終わると

「え~もう終わりなの~もっと読んでよ~」

なんて言ってくれると、涙が出るほどうれしい。

押し付けていたら、こんな気持ちにはなれない。



「おばさん!絶対また来てね!」

と言われちゃったりすると、

「ありがとう!絶対また来るよ!」

と抱きしめたくなります。


絵本読み聞かせ活動を通して、子供たちからたくさんの笑顔をもらっています。


いわば、子供たちがアタシに援助活動をしてくれているのです。

アタシが押しつけさえしなければ、

子どもたちの側からは、押し付けないように、なんて、気を付けなくても、

簡単に

援助いただけちゃうのでした。

               絵本に全く興味を持ってもらえなくても、

                   子供たちを見ているだけで癒されているしね~おほほ



               ほ、ほんとだって 




↓   最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
     
     ランキングに参加しています。
     よろしければワンクリックお願いします。


スポンサーサイト



このページのトップに戻る

コメント

言葉にできない!!

ボランティア活動、素敵な事ですね。私も余裕ができたらしてみたいです。看護学校3年生の時、東日本大震災がありました。そして、私たちの前の学年から始まった「災害看護学」リアルタイムで、東日本大震災について学びました。
そして、卒業を迎え、若い子達は卒業旅行を計画する。私たち「アダルトチーム」も、どこかに行く予定でしたが、結局決まらす。私は、ホームページでたまたま看護学生の東日本大震災のボランティア募集を見つけました。行きたかったけど、条件にボランティア経験者とあったので断念したのです。
なので、きたあかりさんを尊敬してしまいます。
そして、今日のこの記事、言葉にできないほど、なんというか・・・
納得じゃなく、「そうよ、そうよ」って感じ?  んー、ちょっと軽いかなこの言葉じゃ。
とにかく良い記事読ませていただきました。ありがとうございます。
そんな、きたあかりさんに育てられた娘さん達は、きっと立派な女性になるでしょう。将来、楽しみですね。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

活動・・・・

子供の純粋な気持ちには癒されますね(´∀`)
おいらも以前スポーツ少年団のコーチをやってた頃、子供たちの直向きな気持ちに感動したのを覚えてますo(^▽^)o
これからも援助活動頑張ってくださいね(o^^o)♪

コメントの編集

押し付け、難しいなといつも思います。
相手が大人ならおっしゃる通りなのですが、
子供が相手の場合どうなんだろうなと。

成人式で暴れるやつとか、学校の授業中に勝手なことをやっている
生徒なんかを見ると、
「人生には、イヤでもじっと相手のハナシを聞いとかなくなちゃならないことが
たくさんあるんだぞ」って、どっかで教えなくちゃならないんだろうな
って思っちゃいます。

ボランティアの場合は、やる側の自主性で成り立っているものだから
なお難しいと思います。
個人の自由と社会性って、相反するもの。
どうしたらいいんでしょうねぇ。

ちょっと話が逸れるかもしれないけど
昔あった出来事を読んでいて思い出しました。
娘が中学か高校の頃、市民管弦楽団のコンサートを
一緒に聴きに行った時のことです。
公演最後の曲に会場の客が拍手をしていた時、
娘の隣りの席のご婦人が娘に話しかけてきました。
なんだろう?と思って耳をそばだててみると拍手をしていなかった娘に
「演奏を聴かせてくれた人達に対して拍手をしないのは失礼でしょ。
拍手をするべきよ」というようなことを言っていました。
私はそれを聞いて、たしかに礼儀としては拍手した方がいいだろうけれど、
誰もそれを強要するものではないと思いました。
娘は言われた後、はっとして手を叩いていましたが内心どうだったんだろ?
その後、私が娘とどんな話をしたか今となっては記憶にないのですが
私は拍手をしない子どもがいても注意なんかしないな〜と思いました。
教育的配慮?と自由ってのも難しいいもんだなと考えたことを
思い出したんでござんす。長くなってごめ〜ん。

>このオバサン、面白そうだから、聞いてやっか、
wwwはい、面白いと思いますv-218
子どもらの記憶に楽しく残ってゆく、
そんな読み聞かせの会v-22

Re: 言葉にできない!!


わいわいにゃんこさん

 震災、アタシの住んでいるあたりでは、たいした被害もなかったのですが、
 沿岸部その他、大変だったと思います。
 ボランティアの方々には大変助けられたと聞きます。

 ということで、ってどんなことかわかんないけど、
 アタシなんて、たいしたことはしていないので、
 尊敬されるほどのもんではないのです。 
 
 記事にも書いたけれど、アタシの方が子供たちに癒されているのでした。
 縁があってこの活動が出来て、運命に感謝しています。

 娘たちが小さい頃は、フルで働いていたこともあり、
 そんなに手もかけられず・・・。
 後悔することが沢山です。
 難しいね。

 でも、完璧な親なんていないんだろうから、仕方ないかあとあきらめています。笑
 子供たちの将来は、かなり不安です。泣

Re: タイトルなし


 鍵コメさん

 その通りです。
 アタシも、様々な活動の噂を聞いたことがあり、
 なかなか難しいのです。
 自分が疲弊するまでの意欲も無く、、、
 出来る範囲でというところでしょうか。

 幸い、今の仲間には恵まれているので、
 おっしゃる通り、相談しながらがんばりま~す。

Re: 活動・・・・


 がちゃぴんさん

 うんうん。ホント、子供には癒されるのよ。
 まあ、ちょびっとしか触れあってないから、なのかもしれないけれど、
 自分も子供たちも楽しめるよう、
 これからも頑張ります☆

Re: タイトルなし


 つかりこさん

 個人の自由と社会性について、
 子供に教育していくのは大事だと思います。
 成人式で暴れちゃイカンよ。

 でも、絵本読み聞かせは、教育の場ではなく
 あくまで、趣味の範囲なので、無理矢理聞かせてはいけないのです。
 「人の話をちゃんと聞く」ことを教育させられるのは、
 また別の場面でお願いします、なのです。

 と、ここまで書いてきて、急に違うことを言うようで申し訳ないのですが、
 そういったアタシタチボランティアおばちゃんの意見は、
 ひとつの意見ってだけで、子供たち側からすると、
 関係ないんでしょうね。

 子供たちとの触れ合いがどういった形であれ、
 一人の大人として、他人に迷惑をかけてはいけないってことを
 教えなくちゃいけないだろうし。

 つかりこさんにコメントで言って頂いたこと、
 とても胸に刺さり、今後の活動会合で、仲間と相談して
 みようと思います。

 いろいろな意見をいただき、考えて改善(?)していくことは、
 活動の大きな喜びでもあります。

 

Re: タイトルなし


 さとちん

 拍手の強要は良くないんじゃないかぁ。
 知らない人にそんなことを言われたら、
 娘さんびっくりしちゃって、演奏の感動の余韻どころじゃなくなるのでは?
 それこそ、マナー違反では?

 人それぞれ、自由って何なんでしょう!難しい。

 アタシも話それちゃうけれど、
 姑の「お土産はマナー」説も疑問だわよ。
 こちらから何かと行ってあげて、あれこれ用事をこなしてあげてんだけど、
 そのたびに、お土産を強制するのよねぇ。
 こっちが貰いたいよって思っちゃう。

 結婚してから、お土産については、文句を言われっぱなしだし。
 「包装紙だけが高い〇越デパートのを持ってきた!」
 って怒られるしぃ。
 おいしいお菓子食べて、亡くなったおじいちゃんの思い出話でも~
 っていう和やかな感じにならんのかい!
 お土産なんて、こっちの自由意思じゃダメなのかい!
 
 また愚痴を・・・すみません。しかもずれてるし。長文だし。m(__)m

Re: タイトルなし


 エルさん

 記憶に残ってくれると嬉しいですが、
 ま、子どもなので、その時その時、楽しんで笑顔でいてくれればと
 思います☆

 朝の時間に読むことが多いので、一日楽しく過ごせるような
 面白い笑える本を選びます☆

 

名前
題名
メールアドレス
WEBサイト
 
コメント
パスワード
  管理者にだけ表示を許可する

このページのトップに戻る

トラックバック

このページのトップに戻る

プロフィール

きたあかり

Author:きたあかり
ご訪問ありがとうございます。
夫が単身赴任中で、下の娘と二人暮らしのパート主婦です。暇なはずなのに、なぜか毎日忙しい。謎です。
日々の平凡な家事の事、読んだ本や観た映画のこと、趣味の朗読や絵本読み聞かせのこと、などを記事にしています。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ