映画「ゴーン・ガール」
2016年02月08日
夫婦ってなんなんだろう。映画「ゴーン・ガール」。

ネタバレなあらすじを読むと、面白さが半減してしまう
映画と思われますので、
アレコレは追記に書きます。
これから観ようという方は読まない方がいいと思います。
ああ、言えない、言えないんだけど、とってもお勧めです。
夢中になって観ることができる映画です。
観た後の衝撃がたまりません。強いです。
ふらふらよ。
助けて~☆
貴方様も観て~☆
↓追 記
最後に勝つのは
世間の噂?それとも真実?
男のエゴ?女の意地?
ハラハラドキドキで、
ああ、怖かった、上質な怖さを味わえた、いい映画だった、是非、友人に勧めたい、
ただ、あらすじは前もって言えない、絶対に、と思える「ゴーン・ガール」
こっから下は、観てから読んでね。
↓
5回目の結婚記念日に、夫のニック(ベン・アフレック)が帰宅すると、
妻のエイミー(ロザムンド・パイク)の姿は無く、
リビングのガラステーブルが滅茶苦茶に壊されていました。
これは誘拐事件かもしれないと、ニックは警察に連絡、
そして、エイミーの両親とともにメディアの力も借り、
捜索活動を始めますが、ニックの浮気などが明らかになるにつれ、
実はニックがエイミーを殺したのではと、疑われるようになります。
真相は・・
実は、エイミーはニックの浮気等への復讐として、
ニックがエイミーを殺したと疑われ、やがては逮捕されるよう
自ら失踪し、罠をかけていたのです。
髪を染め、メガネをかけ、変装して逃亡するエイミー。
しかし、モーテルの隣人にあやしまれ、有り金を強奪されてしまいます。
どうする?エイミー?
お話はこの後も大どんでん返しの連続です。
ニックが敏腕弁護士を雇って、そのアドバイスでテレビ出演をし、
好感度アップをねらったり、
金は奪われるは、ニックの評判は上がるはで、ピンチになったエイミーが
元彼に助けを求めるが、彼は彼女を軟禁状態にしたりと。
当初は、可哀そうな妻のアホ夫への復讐と言う、まあ、あるかなっていう
展開で、落ち着いて観ていられるのですが、
この映画は
すすむにつれ、男と女、また世間の恐ろしさがヒートアップしていくのです。
ええ!うそぉ!ひゃ~!って。
そして、ラストです。
エイミーの執念深さ周到さ、計画を実行していく行動力は凄い。
エイミーは元彼を殺して逃げだし、全てを元彼のせいにして
可哀そうな妻を演じ、ニックの元に戻るのです。
平凡な男であるニックは、最後には、エイミーの脅しに負け、
手に落ちてしまいます。
精子バンクで溜めていたニックの精子を使い、エイミーは妊娠、
ニックは父親である責任をはたすことを選ばざるを得なくなったのです。
ニックの負けです。
エイミーに服従する結論しか選べなかったニック。
世間的には仲の良い夫婦を演じることになるのでしょう。
アタシ、でも、ここで思ったのです。
映画ストーリー上、確かに、エイミーは勝ったは勝ったのですが、
ニックの心は完全にエイミーから離れているのです。
表面的な行動は支配することが出来ても、人の心の中の動きは支配できません。
仲の良い夫婦を装っても、本当は仲が良いわけではないのです。
エイミーは、ニックが自分を愛さないことに、また苦しみ始めることでしょう。
子どもが出来たところで変わりません。
女の本当の勝利とは、
男を表面的に支配することではなく、
男から愛されることなのではないでしょうか。
それがないエイミーは、
勝ったようで、本当は負けているのです。
今後のエイミーの不幸を完全に予測できて、
またまた怖い映画なのでした。

↑ロザムンド・パイク、素晴らしい演技力でした。

↑ベン・アフレック、こういう駄目男を演じさせるとたまらない魅力がある人と思う。
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コメント
noxはネタバレされても問題無い派なので、あらすじから結末まで教えて貰えるのは見る手間が省けて良いです。いや、きたあかりさんは見て欲しいから記事にしたんだろうけどw
何気に女は自分勝手だってメッセージに感じるストーリー
勝手に疾走して軟禁されたら相手を殺して自分が犯罪者になりたくないからデッチ上げて旦那の元に戻る
こんちはー
映画では物語なので、
完璧主義でヒステリックな一種異常な女子として誇張して描かれていますが、
フツーの人でも陥ってしまうことのある
ヒトの嫉妬とか復讐心の本質を描いているような気がしました。
相手が好きだとか嫌いだと関係なく、
後先も関係なく取りつかれてしまう心の闇。
日常的な設定なので、余計にこわいですよね。
ロザムンド・パイク、好きですわー。
Re: タイトルなし
noxさん
こんなわかりにくい文章でストーリーを把握してくださり、
ありがとうございます。
自分勝手・・・この映画に出てくる人たちは、ほとんどが自分勝手なのです。
それはもう、病的に。
ああ、でもそこも超面白かった。
Re: こんちはー
つかりこさん
なるほど~
> 後先も関係なく取りつかれてしまう心の闇。
うんうん。心の闇の怖さ、十分堪能できました。
でも、アタシには出来ないなあああ。
つかりこさんは?
髪を染めメガネをかけて殴られ傷を自ら作り、失踪できる?
え?できる?
きゃ~☆
> 日常的な設定なので、余計にこわいですよね。
そうそう、お金の問題とか、どこの夫婦にもおこりそう。
こわ~
> ロザムンド・パイク、好きですわー。
アタシも好き。
大好きな映画「プライドと偏見」で、
キーラ・ナイトレイイのお姉さん役だったとき、
清楚で優しくて乙女で、う~ん可愛いと思ったのに、
なんじゃこの映画では、どんだけ怖くなってんだあ、と
女優さんの凄さを感じさせられましたわ。
いやあ、怖い。あ、いえいえ、好き★
『リベンジ・トラップ/美しすぎる罠』。
ロザムンド・パイク主演のサイコスリラー映画です。
昔ながらのおとなしい作りですが、
僕はけっこう楽しめました。
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Re: タイトルなし
つかりこさん
おお、それは見なければ。
> 昔ながらのおとなしい作りですが、
> 僕はけっこう楽しめました。
どのへんが??
と、観てからお聞きした方がいいですよね。
いつもいろいろと教えていただき、ありがとうございます。
Re: タイトルなし
鍵コメさん
了解です。
ありがとうございます。
ところで「読む価値」かあ。
深いですね。
アタシなんて、自分の好きなことを好きなように書いているだけで・・・
う~ん・・
と、反省。
久々で~す。
ワタシもゴーン・ガールにはふらふらになりましたよ~。
映画館でリアルタイムに鑑賞したら、会場は女性だらけ、しかも一人で来ている方が多かった。
ま、ワタシも一人だったんですが、この映画はラブラブなカップルや新婚ホヤホヤな方々には全くお勧めできないかもー(苦笑)なんて。
清楚な外見とは裏腹に胆力ありそうな主演女優さんですねー。ベン・アフレックはそうそう、こーゆー役が一番似合うと思います。
Re: 久々で~す。
QPさん
わ~いお久しぶりです~
> ワタシもゴーン・ガールにはふらふらになりましたよ~。
あれ、映画館で一人で観たんですか!
よくぞご無事で・・・なんちって。
> 映画館でリアルタイムに鑑賞したら、会場は女性だらけ、しかも一人で来ている方が多かった。
> ま、ワタシも一人だったんですが、この映画はラブラブなカップルや新婚ホヤホヤな方々には全くお勧めできないかもー(苦笑)なんて。
カップルは・・・微妙ですね・・・笑
> 清楚な外見とは裏腹に胆力ありそうな主演女優さんですねー。ベン・アフレックはそうそう、こーゆー役が一番似合うと思います。
ほんと、その通り!
あの女優さんの迫力に呼応して、ベンアフレックもお見事でした!
続編できないかなあ★
あの、ジリジリと悲惨さが大きくなっていき、狂気とも思える展開に
ふらふらになったアタシでした★