映画「PiCNiC」: 映画: きたあかり日記
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映画「PiCNiC」

2016年03月24日

映画「PiCNiC」

1996年に公開。岩井俊二監督作品。

精神病院のようなところに閉じ込められてる若い子たちの物語です。

精神病院は寒々としています。暴力と血。車に轢かれる赤い薔薇。

PICNIC.jpg



収容されていた、ココ(CHARA)とツムジ(浅野忠信)サトル(橋爪浩一)は、

世界の終わりを観に行こうと、病院を脱走して、塀の上を歩いていきます。

彼らは、塀からは降りられません。

ただただ、塀の上をつたって、歩いていきます。

picnic2.jpg

  外界(一般社会)にも生きられず、内界(精神病院)にも生きられず

  中途半端な居場所のなさを表現してんのかな・・・とアタシは思う。



CHARAの存在感に圧倒されました。

美しいと言う表現にもちょっとそぐわない。もちろん可愛いと言うのでもない。

もうCHARA独特のなにかがしっかりと存在している感じ。

それが映像の中で映え、寂しげで、切なく切なく

吸い込まれるようです。

大きな目で何かをはっきり見ているようで、でも焦点があっていないようで、

つかみごころが無いです。


浅野忠信、若いね~。でも若いけれど、表情がとても良くて、

ああ、彼は苦しいんだな苦しいんだなって、胸がしめつけられる気がしました。

細い首と鎖骨がとても綺麗。

こちらも、何かをじっと見ている目なんだけど、わからない目。

わかんないけど、鋭い目だわよ。真剣な目っていうのかなあ。



で、衝撃のラストも、忘れられないのですが、

アタシがこの映画の中でもっとも好きなのが、

彼らが偶然出会った神父さんが言ったセリフです。


出会った神父さん、塀の下に彼らを誘いますが、

CHARAたちは、降りることが出来ないと言います。

神父さんは言います。


「そうか、お前たちは、塀から降りられないのか。

 じゃあ、私がそっちへ行くというのはどうだ?」


神父さんは塀に登り、彼らと一緒に腰かけます。


そちらから来られないなら、こっちから行こう。


PICNIC3_2.png


向こうから近づいてきてくれるって、嬉しい、

拒否されているんじゃない、受容しようとしてくれている。


同時に、アタシは、

もし、そちらから来られないなら、自分から行こう とも、思いました。

拒否されても拒否しません、受け入れるように心は開いていますって。


この映画のそのセリフは、アタシの、人間接し方の

中心的考え方になっています。リアルで。この映画を観てからずっと。


もう、随分前の映画です。随分前に観た映画です。

考えてみれば、とっても影響されてんだなあ。

さすが郷土の星だわよ。





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コメント

そうそう、ちょっと前に気づいたんだけど
この歌詞は岩井俊二が書いたんだね!
とてもいい歌詞だよね〜。
そっか、岩井さんは郷土の星でござったか☆
この映画は知りませんが岩井さんていいよね。
時々テレビでお見かけするご本人のたたずまいも好き♡

> そちらから来られないなら、こっちから行こう
最近はよほど相手に感心が無い限りそこまで踏み出せません。
この人とは一生つきあいたいという気持ちがないと
まあ、いっか と通り過ぎてしまいます。
このセリフを取り上げたあかりちゃん、
あかりちゃんらしいな〜と思いました。

Re: タイトルなし


 さとちん

> そうそう、ちょっと前に気づいたんだけど
> この歌詞は岩井俊二が書いたんだね!
> とてもいい歌詞だよね〜。

 そうなのよ~。
 県民は皆知ってんじゃないかなあ。

> そっか、岩井さんは郷土の星でござったか☆

 あい。
 でも、サンドウィッチマンも星かも。笑

> この映画は知りませんが岩井さんていいよね。
> 時々テレビでお見かけするご本人のたたずまいも好き♡

 是非、観てほしい映画です。独特の世界観がたまりません。
>
> > そちらから来られないなら、こっちから行こう
> 最近はよほど相手に感心が無い限りそこまで踏み出せません。
> この人とは一生つきあいたいという気持ちがないと
> まあ、いっか と通り過ぎてしまいます。
> このセリフを取り上げたあかりちゃん、
> あかりちゃんらしいな〜と思いました。

 そっかあ、アタシらしいかあ。
 何だか自分ではわからない自分の個性をさとちんに知らせてもらってるみたい。
 感謝です。
 アタシも、踏み出す、まではいかないかな。
 相手が側が嫌がるかもしれないし、遠慮しながら、です。
 ただ、受け入れようとは、いつも思ってますよ。どんな人も。
 その代わりと言ってはなんだけれど、
 いったん嫌いになると、徹底的に嫌います。こわ~い。
 以前の職場で喧嘩した男性社員と10年口をきかなかったことあり。笑

岩井俊二さんの “シュール系” のひとつですよね。
これまだ観てないんですよ、charaも浅野忠信も大好きなんですけどね。
ご紹介にあずかり、ぜひ観たいと思います。

人付き合い、
僕は根本的に義理堅く、嫌になるくらいおせっかいやきなので、
逆にほどほどな深度で、長く付き合うのが理想です。

Re: タイトルなし


 つかりこさん

 是非、観てください。
 感想をお聞かせください。

> 人付き合い、
> 僕は根本的に義理堅く、嫌になるくらいおせっかいやきなので、
> 逆にほどほどな深度で、長く付き合うのが理想です。

 うん。「ほどほど」が長くつきあう秘訣だと思います。
 受け入れるって、深くつきあうってわけじゃなくて、
 浅くても、受け入れてるってことで。

 アタシも義理堅いです。
 受けた恩は忘れません!!
 なんとういか、人生のポリシーです。笑

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