映画「国際市場で遭いましょう」
2016年05月03日
最近、映画の感想を書いていませんが、それなりに観てはいます☆
今日はひさびさのヒットでした。涙ぼろぼろです。
映画『国際市場で遭いましょう』

朝鮮戦争の混乱の際、父親と生き別れになってしまった少年ドクス。
父親は、ドクスに「家長としてお母さんと弟妹を守れ」と言い残して行ってしまいました。
停戦後、一家の貧しい生活の中、父親の言葉を守り、
働いて働いて家族のために必死に生きるドクス。
そして青年となったドクスは、弟の大学進学費用を稼ぐのため、
船長になると言う自分の夢はあきらめ、
ドイツの炭鉱へ出稼ぎに行くことを決意します。
家族の生活のため混乱の世の中を必死に生きるドクス。
叔母さんの店を守るため、また、妹の結婚費用を稼ぐために、
ドクスはドイツから帰国後、またベトナムへ行きます・・・。泣
ベトナムでの苦しみの中、ドクスは言います。
「この苦しみが自分にで良かった。子供たちが苦しむんじゃなくてよかった」
ドクスのそんな言葉に胸が熱くなりました。
ドクスの滅私行為は、決して強制されたわけじゃなくて、
お父さんの言葉をドクスが守りたくて、
そして家族への愛で自分がそうしたくてやっていたのかな。
そしてラストのドクスの決意です。
この決意が映画のキモです。
これが無ければ、ただの苦労物語、お涙ちょうだいなだけです。
どんな決意かは内緒❤
決意できたこと、それは、
ドクスが、やっと呪縛(っていうのかなぁ)から爽やかに離れられたからできたから
できた事なのでしょう。長い年月をかけ、やっと出来ました。
でもドクスはそのときはもう、おじいさんになっていました。
アタシは、
おじいさんになったドクスにエールを送りたい気持ちでいっぱいになりました。
あなたは老いたけれど、まだまだこれからよ。
たくさんの苦労は無駄じゃない。
今いる沢山の家族たちの幸せになったんだもの。
もう充分頑張りました。
そしてもうあなたはあなたの事だけを考えて、夫婦で幸せに暮らしていいのよ。
今からだって船長になれる。
それは空想の中だけかもしれないけれど、立派な船長になれるとアタシは思うよ。
家族の形は家族それぞれ。
縛られて苦しむ人もいるけれど、あたしもそうだけど、
抜けるのは大変なことだけど、
まずは自分の気持ちから自分が抜けることなんだなって、
アナタに教えられた気にもなりましたよ。
良い映画でした。
アタシも少し大人にならなくちゃと思いました。
同時に、ドクスのように、ずっと抱えて年老いてもいいんだなって
気が楽にもなりました。
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コメント
2~3日前に観ました!
すごい映画ですよねー。
朝鮮戦争やベトナム戦争など、
韓国が中国やアメリカをやや批判的に描いた映画は
とても珍しいのではないでしょうか。
セットやCGなどにも手間がかかっていて
映像面でもよくできていて、
すげー、いい映画だと思います。
ご紹介、ありがとうこざいました。
Re: タイトルなし
つかりこさん
> すごい映画ですよねー。
はい、かなり感動しましたよ、あたしゃ~(・o・)
> 朝鮮戦争やベトナム戦争など、
> 韓国が中国やアメリカをやや批判的に描いた映画は
> とても珍しいのではないでしょうか。
ネットで見たら、そうみたいですね。
韓国の国民は涙なしで観られないのでは?
アタシは、戦争で離れ離れになった肉親を
懸命に探す姿に涙が出ました。
中国残留孤児の方のことを思ったのです。
私の祖父は、満州に開拓に行って、終戦後、命からがら逃げてきた人でした。
置いてきた子供がいるわけじゃないのに、
肉親を捜すテレビを、彼はいつも見ていました。
> セットやCGなどにも手間がかかっていて
> 映像面でもよくできていて、
> すげー、いい映画だと思います。
さすがプロの視点です。おおお!
と、アタシは素人の普通のおばさんなので、
ブログ記事のようなことを強く思い、せつなかったです。
韓国国民の過去を見つめ、そして同時に、未来を考えさせる映画だと思いました。