アイヌの工藝展: 出来事: きたあかり日記
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アイヌの工藝展

2016年09月30日

アイヌの工藝展に行ってきました。

アイヌの工藝旗


写真撮影禁止だったので、パンフレットの写真を↓

アイヌの工藝パンフレット1

アイヌの工藝パンフレット2


初めて見たのですが、その衣装のすばらしさに絶句しました。

樹木の皮を加工して作った生地や、内地から取り寄せた木綿、麻に、

刺繍したり、アップリケしたりして、

完璧に左右対称の独特の模様を作り出しています。

その精巧なことと言ったら!すごい技術力です。強くたくましく、そして繊細で優美。

女たちの手仕事の息吹が感じられます。


展示されている見事な作品たちは、

着古され、襟や袖口は汚れて破れ、薄くなったところなどはツギが当ててありました。

アイヌの方々が実際に着ていた魂の匂いとでも言うのでしょうか、

そんなのが感じられ、その迫力にも圧倒されました。

着古した衣装も新品と同様に美しい。

台所仕事を全くしていない若い娘の白魚のような指も美しいけれど、

長年の家事でゴツゴツと皺がよった老婆の指も、

黒い着色が消えない職人の指も、

同じように美しいと、アイヌ衣装の破れをマジマジと見て、

今更ながら思わせられました。


泣きそうになってしまい、時々、椅子に座って休み休み見たほどです。


衣装は棒にかけられて展示されていたのですが、

実際に着ていると、また違った表情で衣装を見られたのではないかと

思いました。

内地の和装が、着用することによって、また帯や人の顔がそこにあることによって、

さらに生き生きとするように。

人が着て、動いているところを見てみたいものです。

もっと美しいのでしょうか?倒れそう・・・・ぱたっ




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コメント

今、「ゴールデンカムイ」という漫画にはまってるんですが、
アイヌの女性は凄いなあと思います。
自然の営みに全てに感謝です。

本州で、こういう展覧会が行なわれるんですねー。
北海道生まれにも関わらず、
アイヌのことは全然知らないので
ボチボチ勉強していきたいと思います。
アイヌはキホン、文字を持たない民族だっので
物語や伝承は口頭での「ハナシ」で残っているようですが、
これがなかなかおもしろいんですよ。

2020年に、白老(しらおい)町というところに
日本初の国立のアイヌ民俗博物館ができるんですよ。
機会があったら観に行ってやってください。
(2020年では微妙に北海道に行く機会が少なくなるでしょうか)
あ、その白老のポロトコタンというところでは、
いまでもアイヌの衣類や道具、家屋の展示や、
踊りや楽器の演奏などを観られるはずです。
北海道への修学旅行の人気スポットのひとつです。

Re: タイトルなし


エルさん へ

 お~「ゴールデンカムイ」ですね~!
 第一巻を読み終えたところです。
 これから読み進めたいと思いま~す☆
 やっとアタシも漫画を読めるようになりました。
 人間、この年になっても進化できるのね。
 感謝です。
 

Re: タイトルなし


 つかりこさん へ

 他はわからないけれど、アタシの住んでいる県で、
 アイヌ文化の展覧会って聞いたことないです。
 珍しいと思います。
 小規模なものでしたが迫力ありました☆

 白老のポロトコタン、近いうちに行こうと思っています。
 札幌に住む下子が、引っ越ししたいとか、わがままなことを
 言っていまして、なんだか引っ越しするようでして、
 それを機会に、数週間、札幌に住んでやろうかと。おほほ。
 札幌からは遠いけれど、ポロトコタンのためなら
 頑張って移動するわい!

 ええ、そして、2020年開館のアイヌ民族博物館も
 絶対いくぞ~!
 行けるかなあ???

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Author:きたあかり
ご訪問ありがとうございます。
夫が単身赴任中で、下の娘と二人暮らしのパート主婦です。暇なはずなのに、なぜか毎日忙しい。謎です。
日々の平凡な家事の事、読んだ本や観た映画のこと、趣味の朗読や絵本読み聞かせのこと、などを記事にしています。

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