絵本「シマフクロウとサケ」
2017年01月23日
絵本「シマフクロウとサケ」。アイヌのカムイユカラ(神揺)が日本語訳され、再話され、作られました。
宇梶静江さんの古布絵が美しく、心洗われます。
![シマフクロウDSC_0093[1]](https://blog-imgs-100.fc2.com/r/a/i/rainbowjya/201701221005079b4.jpg)
フムフムカト フムフムカト
わたしは、村の守り神、
シマフクロウのカムイチカブ。
山でひとり暮らしていたので、
つまらなくなって、山を下り、
浜へおりてきました。


沖の方からサケの群れがやってきます。
先頭のサケは、「尊いシマフクロウがおいでになるから
おそれつつしみなさい」と言います。
でも、最後にやってきたサケたちは
「そんなでっかい目玉をしたものが、おそれおおい神だというのか」と
バカにします。
シマフクロウは我慢がならなくなり、ふところから銀のひしゃくをとりだし、
海の水を汲むと、、、、海の水が半分、なくなって、、、

絵本の最後の方に、宇梶静江さんの解説がありました。
どんじりのサケは、見かけだけで相手を決めつけ、バカにしてしまった、と。
それは間違いだよ、と。

アタシは、趣味で小学生に絵本を読み聞かせる活動をしています。
子供たちにぜひ、この絵本を読み聞かせたいと思いました。
思いました、が、問題があるのです。ううっ。
アイヌ語の発音がわからないのよ!
フムフムカト フムフムカト や テレケ テレケ など
この本にはいくつかの「サケヘ」と言われる歌の節が表現されています。
完璧は無理としても、少しだけでも、本来のアイヌ語に近く読みたいのです。
ネットで調べましたが、まったくわかりません。
どなたか、ご存知の方、教えてください。
念ずれば花開く、いつか、この素晴らしい絵本を、子どもたちの前で読めますように
ご協力お願いいたします。

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コメント
フクロウの迫力
画面からでも この布絵本の迫力が伝わってきますね。羽を広げた所のは
一つ一つの針目が・・・。良くこんなことを考え付くと感動します。
アイヌ民族博物館、惜しい!
白老アイヌ民族博物館のサイトに、
さわりだけの資料があります。
(ひょっとして、ご存知だったかなあ)
http://www.ainu-museum.or.jp/siror/story/
「(文字)あらすじ」ボタンのリンク先に、
音声(冒頭部分)のファイルがリンクされていますが、
冒頭だけだし、知りたい単語の発音を選びようもないのですが・・・。
「絵本と朗読」というカテゴリーもさわりと、
日本語の朗読ですねぇ。
博物館に行くと、そういった資料がありそうですがねぇ。
僕は全然くわしくないんですわー。
すんません、不勉強で。
Re: フクロウの迫力
tugumi365さん へ
そう、この羽、すごいと思います。
アタシでもそう思うのですから、実際に普段から布や糸に触れている
tugumi365さんは、もっともっと感じられるでしょう。
Re: アイヌ民族博物館、惜しい!
つかりこさん へ
つかりこさん、わざわざ探してくださったのですね!
なんて親切なんでしょう!
じ~んと感謝の涙が・・うううっ
アイヌ民族博物館のサイト、アタシもそこに行ってみてました。
ほ~んと惜しいです!
と、なかなか発音調査は難しいのですが、
今、いろいろ方策を考えています。
まずは、読み聞かせ仲間に相談してみます。
もしかして、何か手がかりをみつけられるかも。
顔の広い人も多いので☆
読み聞かせ仲間だけじゃなく、他にも、
図書貸し出しボランティア仲間とか、
朗読の先生とかにも。
(朗読の先生、大病されたのですが、最近復活)
それでもダメなら、
北海道立アイヌ総合センター等、
アイヌ文化の普及活動をされているトコロに電話してみます。
それでもダメなら、
宇梶静江さんにファンレターを書いて
(出版社に郵送すればいいのか?)
直接会いに行く!
(千葉県在住らしい)
あ!もう一度北海道に行って、アイヌ民族博物館で
直接教えてもらえばいいのかしら~(^◇^)
女の一念岩をも通す、です。
いつか、この本を読み聞かせできたとき、
つかりこさんの親切に感動した気持ちを乗せて読みますよ~。
きっと、子供たちに伝わります。