黒い革靴とか
2017年02月05日
伯母、E子の通夜の日のことです。
従姉妹(伯母の娘)の旦那さんのアキラさん(仮名)が
自宅から、車で伯母の家に向かうとき、
うっかり、葬式用の黒い革靴を、車の屋根の上に置いたまま、
車を走らせてしまったそうな。
E子ちゃんの家に到着し、あ!と思って、車の屋根を見ると、
革靴は、途中で落ちることなく、ちゃ~んと乗っかってたって。
びっくりだ~。15キロくらい距離あるんだじぇ~( ゚Д゚)
その話を聞いて、みんな泣き笑い。
「きっと、E子ちゃんが、押さえででけっだんだべ~。
聞こえるみでだ。
ほれ、アキラ!しっかりすろ!って
E子ちゃんが、ごしゃいっだの」
きっとE子ちゃんが押さえててくれたのでしょう。
聞こえるようです。
ほら、アキラ!しっかりしなさい!って
E子ちゃんが怒っているのが。
E子ちゃんは、アキラさんのことを、とっても可愛がっていました。
アキラさんも、E子ちゃんに、よく尽くしていました。
具合の悪いE子ちゃんを病院に連れて行ったり、買い物を手伝ったり。
落っこちなかった革靴を見て、みんなで泣き笑いでしたが、
きっと、E子ちゃんも、泣き笑いしてる気がしました。

E子ちゃんと同居してたお嫁さんが、まったく働きませんでした。
思ったよりたくさんの弔問客が来てくださったために、
座布団が足りないだの、お茶だのなんだのって、
アタシやアタシの妹や、従姉妹とか従兄弟とか、が、
お昼ご飯も食べられないほどに動き回っていたのですが、
お嫁さんは、ドンと座って、ゆっくり飲み食いし、知らん顔でした。
アタシとかアタシの妹とかが、葬儀の受付をしてても、いたわりの言葉もありません。
何だよ~(´・ω・`)とも思ったけれど、
アタシには彼女の気持ちもわかる気がしました。
気の合わない姑のE子ちゃんから、お嫁さんは、さんざんな目にあわされていたのです。
E子ちゃんのために、何かしようなんて、思わないに違いありません。
E子ちゃんと仲の良かった人たちなんて、顔も見たくないでしょう。
アタシも、自分の気持ちのままに生きようと思いました。
あれでいい、というか、ああすべきだ。
アタシに残された時間を数えました。
E子ちゃんの人生を思い、E子ちゃんの冥福を祈り、
自分の生き方を考えた葬儀でした。
追伸:前記事に、たくさんのコメントをありがとうございました。
コメ返が遅くなってすみませんでした。
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コメント
お嫁さん
きたあかりさんがそんな風に言ってくれて良かったです。嫁姑問題はどっちもどっちだけど 年上のほうが 人生長く生きている分 悟らないと・・。お嫁さんだって 可愛がって貰っていたら また行動が違いますね。自分の生き方を考えたで正解ですね。(私も長男の嫁です)
あかりちゃん、おかえり〜!
人間て不思議だよね。
あかりちゃんにとってやさしい伯母さんでも
お嫁さんにとっては憎たらしい姑。
伯母さんもあかりちゃんにはやさしくしてあげられるけど
嫁はさんざんな目?にあわす。
それぞれ理由はあるのでしょうけれど
人間て・・・人間て・・・。(適切な言葉が思いつかん)
ともあれ、あかりちゃんが自分の生き方をさらに深く考える機会になったことは
伯母さんに感謝だね。
Re: お嫁さん
tugumi365さん へ
嫁姑問題、難しいですよね。
何が正しいかってのから、もう違うので・・
お互いに歩み寄りって、自分が思っても、
アタシの場合は、姑さんがそう思わなかったりして。
昨日は
「あの姑さんに育てられたんだなあ、夫は」
と、妙にしんみりしてました。(´・ω・`)
Re: タイトルなし
さとちん へ
わ~い☆ただいま~☆
ブログ、一回書かないと(と言っても一週間くらいだけど)
書けなくなっちゃうアタシでした。
> それぞれ理由はあるのでしょうけれど
> 人間て・・・人間て・・・。(適切な言葉が思いつかん)
人と人。合う合わないって難しいと思いますです。
仕方のないことなんでしょう。
合わないと思ったら、無理せず、付き合わないようにしようなんて
最近思ってます。
> ともあれ、あかりちゃんが自分の生き方をさらに深く考える機会になったことは
> 伯母さんに感謝だね。
そ~だねぇ。
妹とも、そんな話をしたよ。
ありがと~☆