三鷹に墓参り: 旅行: きたあかり日記
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三鷹に墓参り

2017年04月12日

三鷹に行ってきました。

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太宰治の墓にお参りするためです。


太宰治は、玉川上水にて女と自殺する前の数年間、三鷹に暮らし、

「桜桃」「人間失格」「斜陽」などを執筆しました。

その三鷹の禅林寺に彼の墓があるのです。


6月19日の命日には「桜桃忌」と命名された、偲ぶ会が開催されています。


ホントなら、「桜桃忌」に行きたかったけれど、せっかく関東に来ている今、

さて行くべきと思い立ったのです。


高校生の頃、アタシは太宰治の大ファンでした。

なんであんなに好きだったのか、今となっては、若気の至りとしか

思えないのですが、周りの友人たちがチェッカーズの髪形を真似るなか、

アタシは、太宰治の顔を本からコピーし、それでバッチを作り、お手製の布バックに

嬉々として付けていました。

ずいぶん、気味の悪い女子高校生です。


三鷹駅から、グーグルマップを頼りに、禅林寺を探し、30分ほどで

やっとたどり着きました。


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親切な看板を頼りに、お墓を探しました。

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(森鴎外の墓もあります。)


さりげなく墓がありました。見つけました。


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隣に「津島家の墓」があります。津島というのは太宰治の本名の名字です。


平日の昼間だというのに、アタシの他にも、お参りに来ている人を

見かけました。中年の女性と、青い作業着を着た中年男性でした。


お墓には、太宰治の好きだったお酒やたばこ、味の素が供えられていました。

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すぐ横のほうに、大きな桜の木があって、桜吹雪が舞っていました。

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太宰治は、

創作にも薬にも女にも受賞にも苦しむことなく、ただ眠っているのかと思いました。


自分の青春の慟哭も、ここに眠らせたくなりました。

墓参りしたんだから、あの頃のアタシから脱皮できた気がしたのです。

なんだか泣けてきて、ポロリと涙が出ました。

チェッカーズのコンサートに友達が東京まで出かけていくように、

アタシはあのころ、太宰治のお墓にお参りに行きたかったのです。

桜桃忌にも行きたかったです。

でも行けなかったのよ。行けるような環境じゃなかった。

今やっと、思いを遂げることができる環境になったのだと思うと、、

感慨無量です。


太宰治さん、ありがとうございました。

高校生の頃、

太宰治さんの本を読んでいる時間は、父親と過ごしているような、恋人と過ごしているような、

いえいえ、まったく違って、孤独に自分をみつめているような、

不思議な時間でした。そのどれだったとしても、救われたことは絶対です。

だって、何もかも、忘れられる時間だったもの。


心をこめて、手を合わせました。


帰りに、太宰治文学サロン行ったら休館日でした。拒否された気がして可笑しかったです。

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さっき泣いたばかりなのに、笑いました。


お昼時になり、三鷹駅前のお蕎麦屋さんに寄りました。

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つるつるしているけれど、もちもちはしていなくて、固い麺でした。

タレは、東北のそれとは違って、出汁の風味が感じられない濃いめで、

ほんの少しだけ上品に控えめに甘い。

最高においしかったです。

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三鷹のお墓と桜とソバ。きっとアタシの記憶の中では合体することでしょう。

次に進む原動力にしたいと思います。


今できなくても、将来できるかもしれない。女の一念岩をも通す。

次は、青森県にある「斜陽館」に行ってやる!

斜陽館ってのは、太宰治の生家です。今は記念館になってます。


女の欲望は果てしない。

行けたら、眠らせた青春の慟哭が復活する気がしています。





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コメント

昔やりたかったこと叶わなかったこと今一つ一つクリアだね。
おいらも、あかりちゃんみたいに昔したかった事もう一度チャレンジしたくなっちゃいました(゚д゚)(。_。)_。)
おいらお墓参りするなら清志郎の墓にお参りしたいな・・・・

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No title

私も太宰ファンで 全作品を読んだけど 高校生の頃ではないですね。あかりさんは、多感な時に出会ってしまったのですね。”人間失格”を読んでいると 作中の人物が自分に当てはまっているような気がしました。お兄さんが太宰に”世間に顔向けできない”との下りがありますが そこで”世間”についての文章があって そこで救われた気がしました。この次は”斜陽館”ですね。一足先に見学しました。孤独だった太宰少年が ここで暮らしたのかと・・豪邸で想像しました。

 思い切り関東を楽しんでいますね。太宰治の墓は、三鷹にあったんですか。それなら電車一本で行けるというラッキーなところに住んでいます。う~ん、桜桃忌、行ってみるか?
 私の若い日は、大手拓次と言う病弱な詩人が好きでした。何かよくわかりませんが、あの頃はグロいものが好きだったような気がします。

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Re: タイトルなし


 名無しさん へ

 名無しさんですが、どなたなのか、わかるわよん。
 清志郎好きのお方ですもの~。きっと毒々しいバラがお好きでしょう。

 おっしゃるとおり、一つ一つクリアしていく感じがあります。
 感慨無量です。
 名無しさんも、清志郎さんの墓参り、良いと思いますよ。
 

Re: タイトルなし

 

 鍵コメさん へ

 お~。縄張りですか~。
 あんまり長くは滞在しなかったのですが、
 良い街のように思えました。

 大江健三郎とは!アタシ、一度も読んだことがありません。
 読んでみます。
 
 

Re: No title


 tugumi365さん へ

 ま~tugumi365さんもファンなんですね★
 気が合いますね★
 人間失格、もう一度読み返そうと思いました。
 tugumi365さんは、一番好きな作品をあげるとしたら、何ですか?
 アタシ、「桜桃」もしくは「トカトントン」あるいは「斜陽」です。

 「斜陽館」いかれたのですね。まあ、うらやましい。
 いつか行きたいです。

Re: タイトルなし

 ひねくれくうみんさん へ

 はい。楽しみすぎて、怖いくらいです。
 電車一本。そうだわよ。
 くうみんさん、アタシの代わりに、桜桃忌に行ってきてください。
 なんつって。

 大手拓次さんという人は知りませんでした。
 グロい?アタシも好きになるかも。

太宰治

太宰治の顔がついたバッジ!
文学少女、きわまりないですね。若い女の子にアイドルのように賛美されて、太宰治も絶対悪い気はしなかったと思います。
私は、中原中也が好きでした。

太宰治、読んでみようかな。幸いにも、キンドル版で全著作読めるみたいなので。

Re: 太宰治

 まこさん へ

 中原中也!まこさんも文学少女、きわまりないです★
 バッチにしてみては?
 なんつって。

 太宰治さんの作品は、著作権切れているので、
 青空文庫でも多くが読めます。
 キンドル、いいなあ。
 便利そうだけれど、手が出ないなあ。
 図書館好きなもんで・・・!

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